１：帝劇の立ち見席について
２：「レ・ミゼラブル」６／１３ソワレ
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１：帝劇の立ち見席について
今回、凱旋公演初の、立ち見席で観劇しました。
昨年も一度だけ、立ち見で観劇したことはあるのですが、
ギリギリにかけ込んだ上、相当、体調に無理をして観に行った日で、
何が何やら分からないうちに始まって終わってしまったので、
実質上、今回が初めてのような気分です。
さきほどチャットしていて質問もされた事だし、
ちょっと簡単に説明しておこうかと思います。
帝劇の立ち見席は￥3500−で、実際には立って観ません。
２ＦのＢ席部分の階段に座ります。
以前は、Ｓ、Ａ、Ｂ席全て完売の時のみ販売していたようですが、
昨年ぐらいから、Ａ、Ｂ席が完売したらＯＫとなり、
そして今回からはＢ席が完売したら売り出しているようです。
ただ、出来ればちゃんとした席に座って欲しいらしく（当たり前か(^^;)）
こちらから尋ねない限りは、売ってくれないようです。
今回も、Ｂ席の残を聞いて売り切れと言われた時に、
「Ａ席の良いお席」を勧められたのですが、
こちらから、立ち見が出るかどうか尋ねて、売ってもらえました。
チケットには「お立ち見左側」「お立ち見右側」とのみ書かれていて、
２Ｆに６本ある通路のうち、それぞれの側の好きな所に座る事ができます。
１段につき、２人で、早い者勝ち。
立ち見席を売り始めると、階段に席番号を貼りに、係の人がやって来ます。
中央の２本の通路からだと、手すりが邪魔で舞台が見にくいので、
狙うのは、左なら16と17の間、右なら42と43の間がお勧めかな？
もちろん、下に足が伸ばせるし、多少舞台が近いので、
その中では最前列のＩ列横が、最高ランクを誇るでしょう。
・・・という訳で、今回Ｊ−16脇だった私の席は、
「立ち見左」の中では、３番目ぐらいに良い席だったわけですね。
まぁ、手すりが邪魔かどうかは座高にもよるし、
「バリケードのアンジョを正面から観たい(^^)」などの、
個人的要望を持った人が多いとは思うので、
あまり、わたし的に良い席が一般に通用するかどうかは疑わしいですが。
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２：「レ・ミゼラブル」６／１３ソワレ
※帝国劇場
※16:30開場、17:00開演。
１幕17:00〜18:35（30分休憩） ２幕19:05〜20:20
※立ち見席￥4,500- 発売日、帝劇窓口にて購入
※２Ｆ席左（２ＦＪ−16脇）
※山口祐一郎、村井国夫、島田歌穂、鈴木ほのか、純名里沙、
石井一孝、山形ユキオ、夏木マリ、森田浩貴
※戸井勝海、杉田光央、西村直人、石山毅、神保幸由、林アキラ
坂井成、岡智、神崎順、大須賀ひでき、真野輝彦
（予定ではフイィは高野さんでしたが、この日のマチネより体調を崩し、
休演されています。翌日のクールフェラックも休演。）
※高谷あゆみ、吉村美香、尾津嘉美、井上めぐみ、山田ぶんぶん
山田麻由、珠希亜矢、大川美佳
※北尾亘（ガブ）福島麻亜紗（ちびコゼ）高野朱華（ちびエポ）
（キャストの順番は、配役表に準じています）
やぁ〜っと書けます！６／１３ソワレ！！
これ、すっごい良かったんですよぉ〜(^^)
思わず、感動してはしゃぎまくってしまうくらい。
色んな人々に目が行って困った日でした。
でも、とにかく良かったのは、ジャベール村井様(*^^*)。
少し前に直接お話しできてしまったせいもあるかもしれませんが、
出て来た瞬間にどうしても目が行ってしまう存在感がありました。
♪奴をここへ呼べ24653〜と出て来た瞬間、
「おおっ、声の伸びが良いっ！」と思ったんです。
直後の祐一郎さんとの掛け合いも、全然負けてなかった。
邪悪さでは３バルジャン中最高と言われる祐一郎さんと、ですよ？
私、祐一郎バルジャン、苦手でした。
何だかいっつも薄笑いしているような表情も嫌いだったし、
歌詩の意味を考えてんのか、うらぁあ〜っ(怒)という演技も苦手。
更に、村井ジャベ様との組合わせと来た日には、
力の入れどころは違うはタイミングはずれるわ、とにかく最低で、
昨年７月と８月に１回ずつ観て以来避けてきた組み合わせだったのです。
でも、久々に観てみたら、オープニングからオッケー！だし、
対決のシーンのハーモニーも声質が溶け合わず邪魔にならず、
何よ、いいじゃない？！という感じで、びっくり。
「遠くからで、表情が見えなかったからじゃない？」と言われました。
確かにそれは、あるかもしれません。
でも、ジャベの風格と世界に負けていませんでした。
もちろん、村井さんが力を抑えてたわけじゃないと思います。
だって本当に、出て来た瞬間から「俺だ！」という感じでしたもの。
せっかく２Ｆ席で、後ろに隠れてしまいがちなアンサンブルの方チェック向きの
席だったというのに、ふと気付くと、視線がジャベールへ・・・(^^;)
「派手で不自然な演技で目を引いちゃ駄目だ。」と言い切られただけあって、
華があるのに大きすぎない動きが良かったです。
いやでも、麻世振りはやってらした気もしますが・・・。
誰を誉めているんだか分からない文章になってしまいましたが。
とにかく「何故私が、この２人を良いと思う？」という驚きがありました。
やっぱり、山口バルジャンは、♪待つぞ〜24653〜の後、振り返るシーンや、
告白やエピローグとなってくると、もうちょっと演技力を・・(^^;)
と思ってしまうのは避けられなかったですが、
子コゼットとの関わり合いとか、すごく可愛かったです(^^)
ちびコゼと言えば、♪裏切りのワルツの最中ですが、
ちゃんと寒そうな演技をしながら暖炉に当たるマイムをしていて、
これはＯＫ！と思いました。
前回のちびコゼ（増井さん、かな？）は、手は前に突き出すけれど、
肩にかけてもらったショールがずり落ちて、生の腕が白く見えていて、
すっごく寒そうなままで火に当たっていたんです。
だから妙に違和感があって、寒いの？暑いの？という感じだったのです。
でも、この日の福島さんは、肩や背中が寒いからショールは巻いていたい、
ずり落ちちゃうから押さえていたい、でも、
押さえていると手が伸ばせなくて手先が冷たいの。どうしよう・・。
という感じの細かい演技をしていて、すごく切なく可愛かったです。
バルジャンにかけてもらったショールって、彼女にとっては、
今までで最高にあったかい物なんだろうな、って分かる感じで。
大阪で観て驚いた、奈倉さん限定と思われる、
（４人中１人、観られなかったコゼットもいるので限定できません）
バルジャンを値踏みしているように見つめている冷静なコゼットも
それはそれで非常に面白かったのですが、
やっぱりコゼットなら、ギュッと抱きしめたくなるような
ミゼラブルさが現れていた方が良いですよね、多分。
それから、外してはいけないのは、北尾くん！！
決して、可愛いわけではないんです。
何かとにかく憎たらしくって、生意気で、偉そうで、
馬鹿な事言うと「へっ！」とか鼻で笑われそうで、私なんか、
「てめぇみたいなトロくさい奴が生きて行けるわけないだろ？」とか
言われてしまいそうな、本当にクソ生意気な奴なのですが、
それが、そのまんまガブローシュ！
私、浅利くんのガブ、好きなんです。
一生懸命で、頑張っていて、真面目で子供らしくって。
でもその形容詞って、本来はガブに当てはまる訳ないんですよね。
それを、正面から「違うだろ？」と言われてしまった気がしました。
もう、全っ然、見事に、好きなタイプではないのですが、
北尾くんのガブローシュは、ガブローシュです。
これは、必見物です。
一孝さんマリウスはやってなかったのですが、
前回、禅さんマリウスを観た時、♪バリケードのジャベールで、
ジャベールがやって来てバリケードを下りていく時、
何故か禅マリウス、ガブの体に手を回して、抑えるようにしてたんです。
半分ぐらい顔を隠すような感じで回していて。
どういう意図があるのかよく分からなかったのですが、
浅利ガブは、その手をギュッと掴んで、
手に隠れるようにしてジャベを見てました。
ジャベの事を分かっているのは、浅利くんはずっとそういう演技ですよね。
で、思ったんですけど、もしもマリウスがそんな事したら、
北尾ガブだったらどうするかな？って。
マリウスは、北尾ガブにとっては、世間知らずのボンボン君でしょう？多分。
そんな奴にそんな扱いされたら払いのけたいだろうし、
そんな事したらジャベの気を引いてしまうし、どうなのかなぁ？って思って。
でも、浅利くんといい北尾くんといい、
私、なかなか当たらないんですよね(;_;)
最後に、絶対に忘れないように。
一孝マリウス、祝、復活＆グレードアップ！！でした(*^^*)
確かに、演技は、祐一郎さんと一緒だというのに多少抑えが入っていて、
僕は石井一孝、王子さまだよ！(笑)というキラキラ感は薄かったですが、
その分、マリウスらしい控えめな上品さが前に出ていた気がします。
何より、♪カフェソングが良かった！
真っ直ぐに悼んでいる気持ちが伝わって来て、共に祈りたいと感じました。
あそこが祈りの場であると感じたのは、今回が初めてです。
よく考えてみれば、直後にシスターたちがいらっしゃるし、
当時は病院＝教会である事に何の不思議も無いわけだから、
あの歌がお聖堂で歌われていてもおかしくはないわけですよね？
まぁ、歌詞から素直に考えればＡＢＣカフェ跡で歌っていると思われるし、
今でもその事を疑ってはいないのですが、でも、祈りの場ではありました。
とにかく、ちゃんと神の愛の下に居て、祈る事を知っていて、
慰められる必要の無いマリウスを初めて観た気がしました。
自分の悲しみじゃなくって、友を悼み慰めるために歌う。
そういうカフェソングの方が、レミゼのテーマが現れやすい気がして。
ミゼラブルな人間が１人でも少なくなった明日のために、
自分ができ得る限りの事をして、祈る。そんなエンディング。
大阪楽の滝田バルジャンでは、死んでしまった側から観て、
愛しい子らにでき得る限りの愛を注ぎたい！という気持ちになって、
神の国から、世界中の人が愛しく感じたのですが、
この日は、更に一歩前に、生きている側から
今、できる祈りを自分のうちに感じました。
一孝さん、素晴らしいマリウスを、ありがとう(*^^*)
でも、まだ不安定そうだから、
いつでもこの感動を共有できるよう、またレベルアップしてね(^^)
今度行った時、うげぇ〜って思うように戻ってたら、怒るからね(笑）
しかし、またしても、
女性陣にもアンサンブルにも触れてないわ、私・・・(^^;)
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