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［★Happy:29］98/08/03号

レ・ミゼラブルが終わってしまいました・・・・(；＿；)
ただでさえハマりやすい性格なので、
今までも追っかけの類は散々してきましたが、
同時に、とても飽きっぽい人間でもあるので、
１年もの間、全国追いかけて原作も読んで歴史書も読んだなんて、
我ながら本当に不思議です。

一応、既に終わって随分経つし、３楽まとめた感想を・・と思ったのですが、
やはり無理そうで、今、諦めて、延々とやまゆー楽を書いています。
多分、段々短くなると思うので、30日二つ分はまとめられるかな？
その直後からも色々と既に観ていて、書きたい物があるので、
あんまりこればっかりに時間はかけられないのに、
でも、レミゼ楽をあんまり簡単に書いてしまいたくないような気も・・・。
まぁどうなるかは、送られてきたものを見て笑ってやって下さい。

色んなところから聞こえていたので既に知っていたとはいえ、
鹿賀さん楽で正式に「来年５月から４ヶ月」またレミに会えると知って、
その時には歓呼の声を上げてしまったのですが、
良く考えたら、この、どうして生きているのか不思議なような生活が、
また来年も繰り返されるという事で、
財力と体力を付けておかなければと心に誓うだけは誓っています。

でも、他のミュージカルも楽しくなっちゃったからなぁ・・・(^^;)



１：「レ・ミゼラブル」山口バルジャン楽・・7/29ソワレ
         ↑当然、今回はこれだけですね（笑）

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１：「レ・ミゼラブル」山口バルジャン楽


※帝国劇場
※17:30開場、18:30開演。
    １幕18:30〜19:35（30分休憩） ２幕20:05〜21:50
※Ｓ席￥13,500-　山口祐一郎さんＦＣで購入
※Ｏ−３９番
※山口祐一郎、川さき麻世、島田歌穂、鈴木ほのか、早見優、
  石井一孝、山形ユキオ、前田美波里、岡幸二郎
※戸井勝海、杉田光央、小関明久、石山毅、高野絹也、大須賀ひでき、
  乾アキオ、塚田三喜夫、西村直人、坂井成、岡智
※高谷あゆみ、吉村美香、井上めぐみ、浜田紗知子、山田ぶんぶん、
  山田麻由、珠希亜矢、大川美佳
※鈴木輝美（ガブ）高野朱華（ちびコゼ）福島麻亜紗（ちびエポ）
　     （キャストの順番は、配役表に準じています）
※指揮：佐藤和男


このソワレは、諸々の事情により早くに終わってしまった、
夏木マリさん、本田美奈子さん、そして、
この直前のマチネが楽だった浅利くん(；＿；)を除いた楽の始まりで、
アンサンブルでも、これで最後！という方がたくさんいらっしゃいました。
杉田光央さん、小関明久さん、石山毅さん、乾アキオさん、塚田三喜夫さん、
高谷あゆみさん、吉村美香さん、浜田紗知子さん、山田ぶんぶんさん ですね。
他の方も、この役で観られるのは最後と思うと気になって仕方なくて、
視線があっちきょろきょろこっちきょろきょろしていて、
Ｏ列という、裸眼では表情までは見えない席だというのに
なかなか双眼鏡が使えなくって困ってしまっていました(^^;)

その中でどうしても目を引いてしまったのは、マイブーム：乾バベ(^^;)。
凱旋公演も終りの今頃になってマイブームも何もあったものじゃないのですが、
いったん目を引き出すと、しばらくは駄目ですね〜。他の人が目に入らなくて。
特に、バベ様（どうしても「様」になってしまうんです(^^)）は、
割といつも安定して優雅にしなやかな動きを見せてくださるのに、
どうしてもどうしてもそれに目を惹かれてしまうんです。
今更言っても遅いかもしれませんた、見所は♪Robberyでコゼットを襲う直前！
上手から足音忍ばせてやってくるバベなら、乾さんがベストでした。
まぁその分♪学生たちよ良く聞け〜は、どうしても成さんに軍配でしたが。

それから、この回は、杉田クールとの組合わせだったので、宿屋の客の時、
乾客のポケットから金を盗み取ろうとする杉田客とのタイミングが良くって、
目が合ってしまって苦笑いしたり、乾さんの手が自然っぽく落ちてくるせいで、
どうしてもポケットまで手を伸ばせなかったりする杉田客が、
見ていてすごく面白かったんです(^^)

確かこの回は、４度目のチャレンジで取れたけれど、
どうしても取れない時もあるし、いつも、密かにハラハラして観ていて、
テナルディエを観ていない時が非常に多かったですね〜。
特に、山形テナルディエはこのシーン、どうしても今ひとつな気がしていて、
ついつい、他の人ばっかり見てしまうかも。
地下道での凄みは、山形テナルディエが絶対優勢だと思うんですが。
アンサンブルはね、基本的には主を食っちゃうような演技は苦手なのですが、
このシーンだけは、ごちゃごちゃ感が好きなのでＯＫだし。

そういえば、レミゼ観劇数十回目にして初めて、
ちびエポが去っていく所に気付きました。＜遅いって(^^;)
今まで基本的にマリウス狙いなので、下手かセンターからしか見てなかったため、
上手の調理場でおままごとしているちびエポにまで目が行ってなかったんです。
そのちびエポたちですが、名子役の誉れ高かった高野朱華さんと
福島麻亜紗さんも、この回で終わりでした。
私はリトルコゼット達はあまり見分けが付いていなくって、
事前に分かる割にはちゃんと見ていったこともなく、
「あ、今日の子は上手だわぁ(^^)」と思って幕間にキャスト表を見ると
必ず高野さんだ、という事を繰り返して、ちょっと感動していました。
大阪での奈倉さんに次ぐヒットかな？とまで思っていたので、
彼女が祐一郎楽に当たったというのは非常に嬉しかったです(^^)
何しろ、山口-川崎-石井-岡という「歌と容姿は任せろ若者集団」の楽ですもの。

・・・と先に書いてしまったのですが、
この回の石井さんは、ちょっとわたし的にはう〜ん？？でした。
観たのは６／３０ぶりで、本当に久しぶりだったのですが、
あれ？こんなんだったっけ？？という感じで。
凱旋公演が始まった時のような
「気が入ってないっ！」という文句があるわけじゃないのですが、
何だかキラキラしていないというか、落ち着いてしまっているというか。
別に、何の文句があるわけじゃないけれど、特に魅力も感じなくって、
ちょっと悔しい気分でした。楽なのになぁ・・・。

不満と言えば、岡アンジョだったかも？
いえ、不満というほどのこともないのですが、
「あなたなら、もっと出来るでしょ？！楽なのよ？！」という感じで。
最近、岡アンジョばっかり見ていたので、
さすがにアンジョに興味のないはずの私にも、
多少の好不調は見えるようになってしまったという事だったのでしょうか。
何がどう違うとかはっきり言えるレベルじゃないのですが、
「もっとガァ〜ッと行けるでしょう！？」という感じ(笑)。

それに対して山口バルジャンは、過去最高！に見えました(*^^*)。
いえ正確に言えば、他のシーンは覚えていないんですけど、
覚えてなくても関係ないくらい、♪Bring Him Homeのイメージが強かったんです。
３楽通して、ソロの後の拍手時間は、いつもより長く取られていて、
それは決して私好みではなく、どちらかと言うとせっかくの感動も消えちゃって、
「もういいから進もうよぉ〜・・」と思ってしまいがちだったのですが、
山口バルジャンのこれだけは、一瞬もそれを感じなかった！！

勿論ね、滝田さん＆鹿賀さんの歌は、話の流れに沿って素晴らしいもので、
どちらかというと山口バルジャンの歌は、話と関係ない所で良いものなのだから、
「早く進もうよぉ〜」と思わせる部分が少ないのは当然なんですけど、
でも、この瞬間は、そんな事はどうでも良かった。
とにかくとにかく終わった瞬間、拍手したかったんですもん。
こんなに切なく清んで綺麗な歌を知らない。
息を止めて聴いてしまいました。

お陰で、最後の戸井グラン、見そびれてしまいました。
私にとってこのシーン、グランテールやコンブフェール、
フイィや鍛冶屋さんやピエールの方が、よっぽど大事で、
この回は、そっちを見逃さないようにしていたはずだったのに、
思いっきり観そびれてしまったことに後から気付いて、悔しい事しきりです。
でも、基本的に却下してきた山バルの素晴らしさに気付けたのは、
遅まきながら良かったから、諦めも付きました。

この日は、女優陣もとても良かったと思います〜。
歌穂エポが良いのは、もう当然のこととして、
（あまりに安定しているので言う事がないんです。ある意味、損ですね。）
ほのかファンテーヌの熱演ぶりがいつもよりすごかった気がします。
井上ファクトリーガールとの喧嘩のシーンも、
帽子が飛んでしまったのを久しぶりに見ました(@_@)

よく、マドレーヌとファクトリーガールを並べて、
「どっちも、うるさいのは嫌い」という人がいますけど、
私は何故か、マドレーヌのうるさいのは嫌いだけど、
ファクトリーガールは派手に喧嘩してくれた方が好きなんです(^^;)
もしかすると楽しげに喧嘩を応援する禅マリに
感情移入しているのかもしれませんが(笑)。

そう言えばこの後、石山工場長の「出て行け！」で給金箱を閉めるシーン、
一度、給金係の手を挟んでしまってからは静かに閉めるようにしていたはずが、
この回はすごく大きな音を立てて閉めた上、怒鳴りつけていました。
最後だから、自分の演技プランに従ってみたのか、
ファンテーヌたちの勢いに引きずられたのかは分かりませんが、
石山さんに関して言えば、絶対にこっちの方が好きなので嬉しかったです(^^)

そうそう、女優陣と言えば優コゼット、今回頑張ってました！
いつもに比べて、随分と声が出ていたと思います。
どうしても最後まで、地声とファルセット部の声の落差は消えなかったのですが、
それでもとにかく音が聞こえただけ嬉しくって、泣けてしまいました。

基本的にコゼット、彼女の方が好きなんです。
理由が「ちゃんとマリウスを愛しているから」というのが、
所詮マリウスファンの言い草だという気もしてしまうのですが(笑)。
特に、「♪プリュメ街の襲撃」と「♪One Day More」の間で、
♪またジャベール俺を見つけた、ここからコゼットを連れ去らねば〜・・
と歌うバルジャンの一瞬の隙をついて(笑)マリウスに駆け寄るシーンの、
こちらを振り向くバルジャンの元へ慌てて駆け戻ろうとする時が好き。
右手が、別れる寸前までマリウスの元に残っているんです。
視線も、すごく別れがたい感じで振り返り振り返りしつつ、だし。
後は声さえ出てくれたら、誰にも文句言わせないのに！と常々思っていたから、
この回はとにかく嬉しかったです〜(;_;)

しかし、なんて順不同な感想なんでしょう(^^;)
そう言えばこの回一番（とは言いませんが）感動したのは、「拍手」でした。
いや、フライング拍手する人って多いじゃないですか。
特に楽とかになると、分かっているくせに、とにかく早くに拍手したがる人。
それが見事なほど無かった回でした。
♪Bring Him Homeの素晴らしさも、
もしもフライングがあったら半減してたかもしれないと思うと、
本当に、舞台というのは役者と観客と一緒に作るものだと思ってしまいます。
♪Cafe Songで、マリウスが酒を飲み終わってグラスをテーブルに置くまで、
その音がトン、と響くまで拍手が起きないのなんて、
もしかしたら、凱旋公演では初めてのことかもしれないんですもん。

反面、♪宴会乞食のシーンで手拍子があったのはちょっと嫌だったのですが。
楽だし、仕方のないことなのかもしれないんですけどね。
あのシーンって、とにかく悪ノリしがちで嫌なんです。
まぁ、誰とは申しませんが、この回が楽の役者さんも、相当跳ねまくっていて、
ドレスの中が見えるほど脚上げて踊ったりしてらっしゃいましたが。
あそこでガンガンに遊んでしまうと、テナルディエの嫌らしさが出にくくなるし、
続く♪エピローグでの雰囲気に入りにくくなると思うのは、私だけでしょうか？
いつも遊びまくる岡給仕、この回はフォークを踏んづけてましたね。
もう、この方に関しては、何も申しませんが・・・(^^;)
「彼にアンサンブルを演らせるのが間違っている。」と言った友人が居たけれど、
それは、私もすっごく深〜く頷いてしまいますね。
仕方ないのよね、この男の目立ち方は尋常じゃないんだから。

全体的に観て、とても良かったと思います♪
カーテンコールも、さすがの山口楽だけあってノリが良く、
３回？４回？もっとかもしれませんが、すごい回数、応えてくださいました。
楽しかったのは、カメラ片手に走り出てきた歌穂エポが、
観客席を背にＶサインした川さきジャベの写真を撮ってたこととか、
次々に３〜４人ぐらいの女性陣に抱き着いていた山口バルジャンとかかな？
何かあの姿は、やっぱり山口さん、
若く見えてもやっぱりオヤジ(笑)とか思ってしまいましたね(^^;)。

ただ、とにかく、挨拶もPeople's Songの合唱もないのは不満で、
その点は皆さんも同じだったようで、歌穂エポたちのお遊びの後も、
客電が点いても幕が下りても放送が流れても、
立ったまま延々とずうっと拍手を続けたのですが、
結局、山口さんが出て来て舞台を横切るだけとか、出て来て手を振るだけとか
そういった感じのことが数回あっただけで、やっぱり無理でした(;_;)
どうしてなの？とっても不思議です。
いや、某アンサンブルキャストさんの出待ち目当てに、
４〜５回目のカーテンコール辺りで外に駆け出した私には、
何も言う権利はありませんが・・・(^^;)

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