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［★★Happy:37］98/09/09号

やあぁぁ〜っと、月刊ミュージカル９月号に出会えました(*^^*)
シュガーにブッダに、バルセロナ物語、おまけにＣＯＮＶＯＹまで
載っていると聞いていたので、とにかく中も見ずに買って帰途につき、
電車の中で目次を広げて、・・目が見開いたまま止まってしまいました。

「ムーランルージュ」が載ってるじゃないですかっ！！
どうして誰も教えてくれないの？私が禅さんファンって知ってるくせに。
私が騒ぐから？・・騒がないわよぉ、ほら、今だって・・・。

・・・ページ開いて、制服らしきものを着た禅さんを見た瞬間、
そのまんま、本当に止まってしまったんです。
その写真が特にカッコ良かったとかそんな事じゃ全然なくって、
やっぱりどうも、イケてない顔立ちに写っちゃってるんですけれど、
私の知らないキャラクターになっている禅さんを見たら、
とにかくとにかく嬉しくなってしまって。

何か私、本当にファンだったんだなぁ。。ってしみじみ思ってます。
今度はまた、新しいキャラクターを見せてくださるんだと思ったら、
それだけで、ワクワクして待ちきれない気分になって。
マリウスも勿論すごく好きで、１年間飽きずに見せて頂いていたので、
自分が、新しい役を、こんなに待ち望んでいたなんて知りませんでした。

新しい役につく度に、新しい姿を見せてくださる人だから、どれほど
多くの姿を見ても、禅さん自身にはたどり着けないかもしれないけれど、
でも、見る角度によってあらゆる色を見せる天女の羽衣のように、
どんな色も、全て、禅さん自身でもあるわけですものね。
何だかそれって、不思議。絶対に飽きさせないんですもの。

・・・・・・・という事は、最後の恋なのかも？(笑)



１：最近の郵便物
２：Ｓｕｇａｒ　９／２初日

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１：最近の郵便物

○戸井勝海さんＦＣから会報が届きました。
     一部、許可を得て転載します。

  ＜Sugar戸井勝海出演シーン＞
 １幕２場：失業ミュージシャン
     ３場：スパッツの手下(ガレージ２Ｆから、後半に登場）
     ４場：下手から登場するカメラマン
     ５場：最後近くに、上手から登場する車掌
     ６場：場面最初に下手から登場するベルボーイ(上手に落ち着きます)
 ２幕１場：最後に上手奥から登場する男
     ２場：ジプシー楽団員(下手側の奥で演奏します)

      全体的に、とても出番は少ないです(^^;)
      ２幕なんて、一応７場まであるんですけどね・・・。
      踊れる方々が前列に立つ事が多いため、
      戸井さんを観ようと思ったら、２Ｆからオペラグラスを使った方が、
      下手に近いところから観るより観やすいかもしれません。
      「タップは、最初の10小節で、はけます」だそうですし。
      Ｅ列なんぞに座ってしまった私は、背の高い某氏にはばまれて、
      カーテンコールでまで、戸井さんが見えませんでした(；＿；)

○「貧血鬼ドラキュラ」先行予約

　　今回申し込みできるのは、１日だけ。しかも、２枚まで。
　　そしてそれも、第３希望まで「必ず」書かなければならず、
　　どの日が当たるかは、チケットが来るまで分からないし、
　　第３希望まで書かなかったら、取れないかもしれないとの事。
　　うっわぁ〜っ、なんて高ビーなっ！！と思ったけれど、
　　これで申し込まなかったら、一般発売で苦労するしかない。
　　ハガキが来るだけ有り難いと思わなくてはいけないのでしょうが・・。
　　
　　多分、昨年辺りからのアンケートを元に送っているようです。
　　はるかな昔、宝塚で観た時に書いた関西の住所は、
　　既に無効になってしまっているようですから・・・。
　　同じＤＭが何通も重なって届いた昔が懐かしいよぉ・・・（；＿；）

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２：Ｓｕｇａｒ　９／２(初日)

※日生劇場
※17:30開場、18:00開演。
　　　21：10終演。20分の休憩を挟んだ２幕もの。
　　　細かいタイムテーブルはチェックしそびれました。
※￥11,400−(定価￥12,000−を戸井勝海ＦＣ割引で購入)
※Ｅ列−27番（センターブロック上手端）
※シュガー・ケイン：薬師丸ひろ子、ジョー(ジョセフィン)：草刈正雄、
  ジェリー（ダフネ）：岡幸二郎、スウィート・スー：前田美波里、
  スパッツ・パラッツォ：安岡力也、ナックル・ノートン：横沢裕一、
  サー・オズグッド・フィールディング：園田裕久、ビーンストック：せんだ光雄
※阿部裕、沼沢勉、井上仁司、石山毅、杉田秀之、戸井勝海、西原純、
　篠原正志、佐々木信彦、西村直人、勝亦正、清水椋一、林浩司、
　須田英幸、照井悠也、柳瀬亮輔
※吉岡小鼓音、山田千春、高谷あゆみ、佐藤薫、小山みゆき、
　井上めぐみ、鳴海由子、北林優香、広崎うらん、鈴樹葉子、真樹めぐみ、
　堀朋恵、新居朋子、 山田真弓、法月志都子、森藤規子
※パンフレット：￥１，４００−


＜ストーリー＞

時は1931年、マフィアが暗躍する禁酒法の時代。
スウィート・スー率いる女性ばかりのオールガールズバンドが、
シカゴでのショーを終え、明日はマイアミへ移動しようしていた。
ところが突然、サックスとベースが抜けてしまい、困ってしまう。
ちょうどその話を聞きつけて、自分を売り込みに来た
サックスプレイヤーのジョーとベーシストのジェリーだったが、
「男に用はないんだよ」とビーンストックに断られる。

仕方なく、荷物運びの仕事をしに向かったガレージで、
ジョーとジェリーは、スパッツたちギャングが、
対抗するナックルたちを殺す場面に出くわしてしまう。
追われる身となった２人は、止むを得ず、女装して、
オールガールズバンドに潜り込む事に成功し、マイアミへ向かう。

マイアミでは、年の行った億万長者たちが、新たなロマンスを求めていた。
ジェリー扮するダフネは、そのうちの１人オズグッドに見初められて大弱り。
対するジョーは、こっそり男に戻って、億万長者だと偽って、
素敵な結婚を夢見るバンドの歌姫：シュガーを口説いている。
同じくシュガーが気に入っていたジェリーは、ジョーを非難するが、
ジョーの口車に乗せられて、何故かオズグッドとデートする羽目に。
その間、空になったオズグッドのヨットで、ジョーはシュガーとデートする。

ジェリーは、オズグッドに対する気持ちが微妙に変化してくるし、
ジョーは、遊びのつもりだった相手に真剣になられて、複雑な気分。
そうこうするうちに、スパッツたちが、居どころを嗅ぎ付ける。
さぁ、彼らの明日の運命は・・・？！


＜感想＞

岡さん＆戸井さんファンの母に引きずられて、
大した熱意もなしに観に行ったのですが、結構、面白かったです。
全然気合いを入れていなかった分、余計な期待がなかったのが、
却って、良かったのかもしれませんが。映画すら見てませんし。

特に、女性中心の舞台だと思っていたのが、
思っていたよりも数段、男性陣の踊りがふんだんで、
石山さんとか佐々木さんとか、目立ちまくりです(*^^*)
佐々木さんに関しては、既に踊れる事は知っていたのですが、
石山さんについては、嬉しい誤解でした。踊れるなんて知らなくって。
しかも、顔立ち、身長などで、とてもギャングが似合うんです・・(^^;)
彼がスパッツの後ろに立っていると、メチャクチャ存在感あります。
お亡くなりになる時に「アニキィ〜」と呟くのも、わたし的に、◎(笑)。

勿論、女性陣も楽しげにたくさん踊って下さいます(^^)
そして踊るとなるとどうしても目立ってしまうのが、高谷さん。
相変わらず、パンチのある踊り方で、目立つのなんのって。
特に今回、女性だけのバンド、という設定もあって、
女たちの集団＝たくましいもの、になっているので、
高谷さんの踊りとかって、すごく設定に似合うんです。
その点で、山田千春さんとかも強いですね。
でも意外と、小鼓音さんも、とても素敵でした(^^)
↑単に好みだからヒイキ、なのかもしれないですけど・・・(^^;)

でも、正当な観方をすると、やっぱりキャスティングミスだと思います。
アンサンブルが良い分、プリンシパルが少し寂しくって。
一応、タイトルロールでもあるシュガーが、主役のはずなんですよね？
どうにも魅力的で、ほうっておけない感じがするシュガーが、
現実生活からちょっと浮き上がった夢を追いかけているばっかりに、
周りは、それに振り回され、でも、つい、本気になっちゃったりもして、
どたばたどたばた・・・どうしよう？という話だと思うんです。
けれど、そうなるためには絶対的に、主役に魅力がないといけない！
なのに、シュガーを、岡幸二郎が食ってしまっているんです。

岡さんは、もう、最高！！！です。
岡ファンは必見。そうでなくても、観てみる価値はあるでしょう。
「お客様と一緒にパ〜ッと発散できたら大成功」と言っていただけあって、
いやもう、やりたい放題楽しんで、魅力全開、花開きまくり！なんです。
色んなところでお目にかかった女装姿のチラシとか、目じゃありません。
くびれたウエストで裾広がりのタイトスカートもはきこなし、
メイクも美しく高いピンヒールで闊歩する姿は、まさにデカイ女性。(笑)
ついつい目を奪われて見惚れると、複雑な気持ちながら、幸せになれます。
これなら、オズグッドが見間違えるのも分かる気がしますけど。

でもね、間違えちゃうくらい綺麗じゃ、いけないはずじゃないのかなぁ？
本当は、彼がパ〜ッと発散できたら、大失敗、なんじゃないのかなぁ？
薬師丸ひろ子が舞台上では華が足りなくって、主役を張れないのは、
最初っから分かっていたことで、キャストした人のミスなんだけれど、
岡さんがここまで本当にキレイになってしまわなくて、
ちゃんと、見るからにオカマさんで笑われる系の役に徹していたら、
それに惚れるオズグッドの話はシリアスにならずに、もっと笑えて、
サイドストーリーとしての場所を外れずにすんだはずでは？って思います。

まだ観ていなくって、私が書いたストーリーだけ読んだ人は、
「シュガーが主役にならなくても仕方ないのでは？」と思ったかもしれません。
でもそれは、私が感じたままに書いたから、そうなったんです。
本当は、時間的に配分すれば、もっとシュガーは出演しています。
１幕オープニングすぐから出始めて、ちょこちょこと現れては、
その、おバカだけれど憎めないチャーミングさを表現しては去っていく。
・・・はずなんだけれど、どうもそれが印象に残らないんです。

本当なら、この話は、ちょっと抜けてるけどとても魅力的なシュガーが、
女装して入り込んできた男に、またも騙されて捨てられかけるんだけれど、
彼女の一途さにほだされた男が改心して、ハッピーエンド、って話のはず。
その男の連れの恋物語なんて、当然、サイドストーリーのはず。
それが主線になっちゃったから、ああいうストーリー紹介になりました。

主役に華が足りなくて、脇に華があり過ぎる場合、
特にそれがコメディなら、脇が気を付けなくちゃいけないと思います。
例えば、美波里さんなんて、舞台で華があるという点で言えば、
薬師丸ひろ子が足元にも及ばないくらいスゴイと思うのですが、
軍隊出身の、やたら迫力ある座長というキャラクターになりきっていて、
シリアスなんて、入り込む余地がないほど強い女でしたから。
それぐらい、笑えるキャラクターを強調するべきだと思うんです。

彼女だって、やりようによってはシリアスできると思うんです。
ビーンストックに対する感情だってあるだろうし、
歌い方だって、あんな挑戦するような歌い方でなくしたら、
当然、もっと美しく観客を魅了できてしまったと思います。
でも、それをしないのが、この舞台での彼女の役割だと思うから、
だから私は、美波里さんはやはりすごい！と思うんです。
そして岡さんは、まだまだ足りないんじゃないのかなぁ？と思うのです。

いえ、良いんですけどね、楽しかったから。
これが違うお話になって泣いているのは、作者と演出家。
重いテーマがあったりする作品じゃない以上、楽しかったからＯＫ。
あと２枚もあるチケットも、多分、売り飛ばしたりせずに観に行きます。
１回じゃ、アンサンブルのチェックが甘すぎだったし。
多分、原作とは全然違う作品なんだろうなぁと思うから、
映画も見てみようかな、って気になったし、良かったです。

でも、もしも再演することがあったら、主役は、
岡さんとタイマン張って勝てるくらいの人にして欲しいですね。
難しいとは思いますけど・・。せめて、ほのかさんか小鼓音さんくらい。
再演する時までには、岡さんが、自分ばっかり楽しまない演技を
覚えてくれることを期待するのと、どちらの方が早道でしょうねぇ(笑)。
ちょっと結構悩んでしまった私は、やっぱりヒネクレ者なのでしょうか。

P.S.ちなみに私は、薬師丸ひろ子にも岡幸二郎にも、
    何の恨みもありません。ご了承くださいませ(笑)。


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