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［★★Happy:44］98/10/28号


部屋の中がぐちゃまらです〜(；_；)そして、頭の中も。
Happyの42と43を、柄にもなくダッシュで２日連続して送ったのは、
何とかして、石川禅さんの久しぶりの舞台『ムーランルージュ』の前に、
今までの舞台全てを清算しておきたかったからなんですが、
それでも、こともあろうに『ＲＥＮＴ』と『ローマの休日』が残ってしまい、
それを引きずったままで始まったはずの禅さん週間・・・、
・・・あろう事か、作品自体にドハマリして連日通いつめ、
まだまだ帰って来れそうにない状況になってしまいました・・。

そしてその頭のまま、昨日はＪＳＣ歌舞伎バージョン、
今日は、生まれて初めての宝塚体験・・・(^^;)
帰ってきてカバンをひっくり返したところ、中から、
「悲劇喜劇」の11月号と、ＪＣＳのキャスト表と、
宝塚のパンフレットが出てきて、苦笑してしまいました。
そりゃぁ、頭の中ぐっちゃになるはずだわ(^^;)

とりあえず、どう考えようにも頭の中に資料がないものから、
てってと書き進めていく事にします。
とりあえず今日は手っ取り早く、今日観てきたものから・・・。



１：最近の郵便物
２：宝塚雪組公演『凍てついた明日〜ボニー＆クライド』10/28
        
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１：最近の郵便物

○『カンパニー』大阪公演
      出演：山口祐一郎、鳳蘭、麻乃佳世、他
              本当に、これだけしか書いてなかったんです〜(;＿;)
              ちなみに、以下の方々が「他」扱いされてました(^^;)
           安崎求、石川禅、今拓哉、村國守平、山形ユキオ、麻生かほ里、
           入絵加奈子、白木美貴子、シルビア・グラブ、花山佳子、美月ノア
      日時：3/18〜/31（3/23休演）
      値段：全席指定￥9,000-
      会場：シアタードラマシティ
      発売：会員先行 11/12〜/15、一般発売 11/21〜
      申し込み：ちゃやまちテレザーブ  06(377)7777

    何だか少し、出演者の所の「他」の時にショックを受けてしまいました。
    いやまぁ、宝塚お膝元ですし、そんなもんかもしれませんがね。
    でも、下に空欄がたくさんあるんだから、もう少し書いてくれてもいいのに、
    って思ったのは、多分、私だけじゃないと思いたいのですが(；＿；)

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２：宝塚雪組公演『凍てついた明日〜ボニー＆クライド』10/28


※日本青年館大ホール
※17:30開場、18:00開演。
   １幕：18:00〜19:10(20分休憩)２幕19:30〜20:50
※Ａ席￥5,000−
※Ｊ列−４８番（上手ブロックセンター寄り。香寿たつきＦＣで購入）
※クライド・バロウ：香寿たつき、ボニー・パーカー：月影瞳、
  ジェレミー・メスヴィン：安蘭けい、エンマ・パーカー：矢代鴻、
  カミー・バロウ：京三紗、テッド・ヒントン：楓沙樹、
  レイモンド・ハミルトン：汐美真帆、アニス・フラナガン：貴咲美里、
※五峰亜季、森央かずみ、美穂圭子、天希かおり、風早優、有沙美帆、
  悠なお輝、未来優希、愛耀子、立樹遙、冴月晃、すがた香、花央レミ、
  紺野まひる、蒼海拓、橘梨矢、天勢いづる
※パンフレット￥600-
※作・演出：荻田浩一

＜ストーリー＞

1929年、大恐慌が始まり、
アメリカの一番昏い時代が幕を開けようとしていた。
テキサス州ダラス。不況が続く中、街では盗賊が横行。
クライドも、そんな悪党の１人だった。
弟分のジェレミーと共に、ギャングの真似事をしていたのだ。
そんなある日、クライドは、
ジェレミーを訪ねていったカフェでボニーと出会った。

刑務所で、クライドと仲間だったレイモンドが、
彼女のアニスと共に、ダラスにやって来て仕事を持ちかけてきた。
ジェレミーも加わって、襲撃を行い、
警察に追われている時に、クライドはボニーと再会する。
やくざ者の夫・ロイと離婚したものの、思いを断ち切れないボニーと、
恋人アニスと別れたが、彼女を忘れる事ができずにいたクライド。
二人は互いの心の隙間を埋めるように、寄り添っていく。

クライドが捕まってしまった。
ボニーは、ジェレミーたちの助けを借りて、彼を脱獄させる。
そして、彼らの当てのない逃亡の日々が始まった。
何を求めるでもなく、小さな襲撃を繰り返す彼ら。
そしてとうとう、ＦＢＩたちの捜査の手が迫り、
仲間たちに裏切られた２人がようやく理解した事は・・・？


＜感想＞

友人が香寿たつきさんの大ファンで、
いつかお願いだから１度観てみて！！と言い続けられて幾歳月、
中高時代の劇部の後輩も役付きで出ていると言われて、
とうとう、宝塚の舞台を初観劇する事になりました(^^;)

「そんなに宝塚宝塚してないから怖くないよ」と言われたとおり、
目張りと、原形を留めないぐらいの化粧は想像どおりだったものの、
大仰すぎる振りや、きらびやか〜な、お衣装の嵐という訳でもなく、
ごくごく自然に観られる舞台でした。それは多分、主役の２方が、
押さえた演技でもちゃんと見せて下さったからでしょうか。

月影瞳さんは、以前からＣＭなどで見かけては、
美人だなぁ〜、好きだなぁ〜(*^^*)、と思っていた人だったのですが、
宝塚の娘役は可愛いだけでいいんだ、なんて思っていた事を
しっかりと反省させるだけの存在感がありました。

宝塚ってすごい所で、男役トップさんは、出て来るだけで拍手なのに、
娘役は例えトップでも、歌い終わっても拍手一つしないんですね(;＿;)
「拍手はお約束があるから皆に合わせる事！」と言い渡されていたので、
大人しく我慢していたのですが、彼女のソロの後とかは、
わたし的には、拍手したい所あったんですけどねぇ・・・。
女役で拍手をもらっていたのは、専科から来ていたお２人だけでした。
ただ、月影さんだけは、最初から最後まで「クラウド」と発音し続けていて、
それだけは、すごくすごく気になっていたのですが、何故なんでしょう？
いえ、私自身は「ボニー＆クラウド」で覚えているのですが、
台本、多分、「クライド」なんでしょう・・・？？

香寿さんは、ちゃんとカッコ良かったです。＜をい(^^;)
それが一番の目的だったはずの、学校の後輩の某男役さんは、
雪組の若い系では人気トップぐらいだよ、と言われていた割には、
やたら細くて女性的にしなやかな動きで、苦手だったのに対して、
大きくて一つ一つがきっちり決まる動作で、なかなか魅力的で。
アニス役の貴咲美里さんという方が、割りと背の高い方だったので、
彼女とのラブシーンは、どうひっくり返しても男女に見えなくて
１人で目のやり場に困っていたのですが、他のシーンでは、
スーツが似合ってしまう事もあって、仄かに男っぽい色気もあったし、
彼女なら、ファンする気持ちも分かるかな？と思ったりしていました。

ただ、この舞台、何が一番違和感があったって・・エンディングでした。
最後のセリフは、延々と別れた相手を思い続けていたはずのクライドが、
初めてボニーに向かって「愛してる！」と言う言葉。
それまではただひたすら「愛したい」とだけ言い続けていたのに。
ただ、それは、最後に彼らを裏切ったジェレミーに別れを告げ、
待ち伏せしている警察の元へ、殺されに向かっていったときで、
直後に彼らは、撃たれて死んでしまうのですが・・・。

私、この瞬間まで、「テーマは必ず『愛』」という、
宝塚の大前提のお約束を、すっかり忘れていました。
彼らが追われ続けて、仲間にも裏切られまくった末に
ようやく見つけたのは、お互いへの「愛」だったんですね(^^;)
私は、多少違うものを想像していたのですが。
最初っから最後まで「愛、それは〜♪」だったらともかくも、
なまじ普通のミュージカル的姿をしていただけに、化かされました。

まぁそれはそれで、結構納得できる話の展開だったし、
別にそれほどショックではなかったのですが、
何よりも違和感を感じてしまったのは、ボニーが無視された事でした。
「２人がようやく理解した事は・・？」と私は書きましたが、
エンディングって、クライドのセリフしかないんですよねぇ(^^;)
ボニーも、別れた相手を思い続けていたんだし条件は同じはずなんですが、
その点は、完全に無視されてしまうんです・・・。
クライドがボニーを抱きしめているため、ボニーは顔すら見えなくって、
中空に向かって叫ぶクライドの顔だけライトアップされて終わり。
宝塚は、男役であってナンボの世界だとは知っていたはずですが、
こりゃひでぇや(-_-;)と、一気に冷めてしまいました。

という訳で、初めての宝塚観劇、
可もあり不可もあり・・・、という感じだったでしょうか。
ミュージカルを観ていても、歌や踊りよりも演技重視の人間なので、
本当なら、宝塚らしからぬこういった舞台の方が、
レビュー付きの派手な本公演よりも私に合うだろうと思ったし、
それは１幕を観ている限りでは正しいと思っていたのですが、
どんな舞台でも、とにかく最後は男役さんが愛を歌い上げて終わるのなら、
最初っから最後までそれで貫かれていた方が変な所で違和感を感じなくって、
いいのかもしれないなぁ・・・、なんて思いながら帰ってきました。
ん〜でも、そういう舞台だったらそういう舞台で、
「演技力なんて何にも関係ないんだね」って文句垂れそうだし、
やっぱり私って、宝塚向きじゃないのかなぁ・・・？(笑)

おまけ：上島雪夫さんが振付している部分があるから、
       そこは見応えあるよ！と言われて行ったのですが、
       なんと、全く気が付きませんでした(^^;)
       私は本当にダンスが分からない奴なんだと実感しました(;_;)

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