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［★★Happy:46］98/11/15号
どうしてこう、お尻に火が付くまで何もしようとしないんでしょう？
もう今頃は、ＪＣＳエルサレム版の初日が始まっている時間です(^^;)
これから書いて届けて・・の時間を考えると、
読まれる頃にはとうに、エルサレム版レポとかも入っているかも？
そんな、既に古い話となってしまったジャポネスク版感想です。
両方の版を通じて、鹿賀さん版のＣＤでしか触れたことがなく、
観劇は初めてだったので、ジャポネスク版の感想というよりは、
ＪＣＳ自体に対する感想が主なんだろうとは思いますが、
ちょっと相当、いつもにも増して熱く語るだろうと思います。
そして、いつもより更に、数十倍、辛口だろうと思います。
先にお願いしておきます！！
多分、割と多いであろう、柳瀬さんファンと芝さんファンは、
自分が本当に冷静なファンだと自覚していても、それでも、
更に深呼吸を数回して、寛大な気分になってから読んで下さい。
剃刀送りそうだったら、是非とも、読まない事をお勧めします。
いえ本当は読んで感想が欲しいのですが、強要はできません。
多分、相当の長文になると思うので、読むのも大変でしょうし。
でも少しずつでも読んで、言いたいことを分かって頂ければ、
すごく嬉しいです。
P.S.今、ようやく書き上げたら、既に１日半経っていました。
日付は既に、17日・・・。(^^;)
いや一応、途中で、会社行ったりスマスマ見たり(笑)、
お風呂入ったり色々していたので、時間が経っている割には、
やっぱり書き殴りだったりするのですが。
ちょっともうさすがに疲れたし時間も無いので、
若干、不本意ですが、このまま送ります。m(_ _)m
１：最近の郵便物
２：『ジーザス・クライスト・スーパースター』ジャポネスク版 10/27
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１：最近の郵便物
○森田浩貴Ｌｉｖｅ ＡＣＴ Ｖｏｌ２ 〜The Seasons〜
−−− 声で紡ぐ歌のタペストリー −−− テーマは「季節」
日時：98/12/6(Sun.)春、夏 12/13(Sun.)秋、冬
どちらも 17:30開場、18:00開演
会場：銀座Ｓｗｉｎｇ
料金：￥6,000-（税込みワンドリンク付）
問合せ：Vox Humana 010-250-2730
○ドラマティックライブ Vol９「Silent Night,Holy Night」
出演：井上肇、大須賀ひでき、森田浩平、国分美和、りゅうてつし、
伊東恵里、三浦鯉登(Syn.)、まどかまるこ(Vi.)
日時：98/12/12(Sat.) 1st Show 14:30開場、15:00開演
2nd Show 18:30開場、19:00開演
会場：PARADISE 03-3795-7716
（三宿のフォーライフレコードＢ１のホールです）
料金：前売り￥3,500-、当日￥3,800-
問合せ：センタープロダクション 03-3200-4030
ドラマティックライブ ミニツアー 12/18(Fri.)〜/20(Sun.)
12/18 名古屋パラダイスカフェ 問合せ：052-733-5941
/19 大阪ミスター・ケリーズ 問合せ：06-262-6042
/20 松阪サライ 問合せ：0598-63-0500
○大須賀ひできライブ
日時：11/20〜12/25
場所：江古田、木曽福島、田無、深谷、府中、会津若松、
黒磯、石神井
問合せ：大須賀ひでき事務所 0424-76-3187
1/15には、レコードデビュー20周年を祝うライブが行われます。
ゲスト：井上肇、りゅうてつし、玉木こうじ
会場 ：恵比寿ＯＡＫ ＲＯＯＭ
時間 ：１８：３０開演
問合せ：センタープロ 03-3200-4030
何だか既に、この辺りの日程は、早い者勝ちと化していますね(^^;)
行きたいと思ったところで、手元のチケットをどうしよう？ですし。
ちなみに私は、12/6はＲＥＮＴ楽、/12はＣＡＴＳ、
/13は石井一孝さんのライブが既に入ってます(^^;)
1/15は、辛うじて夜だけ空いてるのですが、
井上肇さん目当てで行ったら、やっぱりダメだよなぁ・・・。
でも、まどかまるこさんにも会いたいと思ったら、
ドラマティックライブを外すのは痛すぎるよぉ(;_;)
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２：『ジーザス・クライスト・スーパースター』ジャポネスク版 10/27
※四季劇場「秋」
※18:30開場、19:00開演。 １幕もの：19:00〜20:45
※Ｓ席￥9,450−
※１５列−２０番（センターブロック上手寄り。
最前列が５列つぶれているため、１０列目。）
※ジーザス：柳瀬大輔、ユダ：芝清道、マグダラのマリア：保坂知寿、
カヤパ：佐川守正、アンナス：青木朗、ヘロデ王：下村尊則、
シモン：喜納兼徳、ペテロ：原慎一郎、ピラト：光枝明彦、
司祭：松宮五郎、川地啓友、岡本隆生
※川原洋一郎、栗原英雄、熱海将人、古谷直通、江上健二、浜名正義、
坂詰克洋、天野哲也、池田英治、前川勝宏、中村匠、佐藤龍二、
米沢観児、小野剛昭
※服部良子、三橋葉子、幸村美佳、藤本千夏、川北美穂子、首浦真由美、
西村麗子、佐藤智恵、後藤由起子、大越真木、関根実里、菅原梢
※パンフレット￥2,000-
＜感想＞
今、あらすじを書こうとして、どうしても書けませんでした。
どうしてって、私が聞いていたストーリーと、
私が感じたストーリーが、全く別物だったからです。
書けることは、「イエズスの最後の７日間を描いた」という事だけ。
それだけは間違い無いだろうとは思うのですが・・・。
「キリスト教に対して冒涜的な話だ。」って聞いていたんです。
「キリストの復活が無い」「神の子だと認めていない」って。
でも、神の子ではなく、ただの人間だったけれど、
すごいカリスマを持った人間ではあり、それがために
祭り上げられてしまっただけだ、という話だと聞いていたんです。
そしてそのイメージはＣＤを聞く限りでは揺らぐことはなく、
一応、カトリック信者であるはずの私としては、立場上、
多少の覚悟をしてから観に行ったはずだったのですが・・・。
確かに、それらしい事は感じました。
十字架にかかったままで終わって、ちゃんと復活はなかったし。
でも、だから何？という感じしかなかったのも確かです。
冒涜だというには、あまりにも最初からジーザスじゃなかったので、
もう既に別のお話として観てしまっていたからかもしれません。
全然、カリスマがあるらしい様子も見うけられないんですもん。
ユダが、「自分でも神の子だというとは〜！」って歌い上げるのに対して、
「そうよねぇ？どうやったらこの人が神の子に見えるのか分からないわ。」
なんて、相づち打ちたくなるくらい普通の人だったんです。
別に、白塗りも大八車も、全然違和感はなかったんですけれど、
そんな訳で、ジーザスもユダもぴんと来ませんでした。
別に、ジャポネスク版がどうこう、ってわけじゃなくて、
キャストさんたちの表現力不足なのかこちらの読解不足なのか、
少なくとも、ＪＣＳという話を感じ取る事はできなかったです。
それとも、これが新しい解釈なんでしょうか？
私にはこの話を、こんな風に見る事しかできなかったんです。
これは暴言でしょうか？素直な感想なんですが。
「神様がある日、いたずらな思い付きで、何でもないつまらない人間を
救い主扱いさせてみたくなりました。白羽が立ったのは、ジーザス。
彼は『これからお前を救い主ということにする』と神に言われたと感じ、
実際に、何だか力ができたし、人も付いてくるし、
好きな女もできるしで、有難いから信じていたのですが、ある日突然
『お前はエルサレムに入ったら死ぬことになってるから、宜しく』
なんて言われてしまいました。当然、混乱したり呪ったりしてみたけれど、
結局は、自分には何もできないことを悟って、
開き直って言われるとおりの事をして、死にました。」
別に、ジーザス自身には何の魅力もないけれど、
神がそうしたかったから信者が付いた。って風にしか見えなかったのです。
あまりにもジーザスにカリスマも力も感じられなかったため、
あえて「神」という存在を舞台上に拡大しないことには、
何故、民衆がそんなにジーザスに熱狂したのかが理解できなくて。
そしてそれが理解できないと、ユダの立場も全然分かりませんし。
私は、通常のＪＣＳのテーマがどんなものかは、
この時点では全く知らず、理解もできませんでしたが、
今回の舞台から感じ取ったものは「神様って酷い」でした。(笑)
そして、何でユダだけが神の支配下にないんだろう？という疑問でした。
ユダは、ジーザスを愛していたと表現されるんですよね？
そんな雰囲気は、微塵も無かったのも、
ユダが何故この舞台に存在しなければならなかったのか
理解できなかった一つの理由かもしれません。
私がそう感じていたせいもあるかもしれませんが、
事実を語っているだけだなぁ・・という感じでした。
だから、「金を受け取れ」というシーンなんてすごい違和感でした。
何で受け取らないんだか、台詞を聞いても納得できないんですもん。
さっきのジーザスに対する話を同じように書くなら、
「唯１人、神の惑わしを受け取らず、ジーザスがただの人間だと知っていた。
だからそう言い続けたけれど、誰も聞いてくれなかった。」
という感じに解釈せざるを得なかったのですが、そうすると、
カヤパたちの金ぐらい、ほいほい受け取ってＯＫな気がしてしまうのです。
大体、柳瀬ジーザスは何かを苦悩しているらしい時はあったけれど、
芝ユダは、何にも悩んでいるように見えなかったんですし、
民衆が、ジーザスはただの人だと気付いたのなら、
自分は既に変な人ではないんだから、いいじゃない？
何で今更、自殺する必要があるの？という感じでした。
ジーザスとユダに対して、ブーイングしつつ観る中で、
マグダラのマリアは、非常に納得のいく姿を見せてくれたと思います。
私はこの、保坂知寿さんという方の歌声が本当に苦手で、
ＷＳＳ、ＣＦＹ、夢さめ、Aspects〜などなどを観ながらも、
どうしてもそのすごさが実感できないでいたのですが、
今回、失礼ながら初めて、本当に素晴らしい人なんだと実感しました。
彼女演じるマグダラのマリアに出会えたことだけで、
この２時間は無駄じゃなかったと自信を持って言えます。
彼女には多分、ジーザスが普通の人に見えていただろうと感じました。
「この人は何か普通じゃない部分がある人だ」と思ってはいるけれど、
どんなスーパースターも恋人から見ればただの異性でしかないように、
ただ純粋に、ジーザスを愛し慈しみ、いたわっているように見えて。
保坂さんと柳瀬くんの年齢差もあるのかもしれませんが、
ふと、ガートルードに膝枕したハムレットを思い出す瞬間などもあり、
母性愛にも似た、一番単純な、何の見返りを求めない愛が実感できて。
娼婦だったと歌われる事実ですら、下手に学問などもしていなくて、
本当の愛に飢えていたのではないかというプラス思考に働くような、
そんな、美しい姿だったと思います。
勿論それは、普通の聖書解釈からいけば否定されるべき姿でしょうが、
それが却って純粋に感じるほど、魅力ある人間を作っていたと思います。
♪Everything's Alrightから ♪I don't Know How to Love Him
に続く歌は、今回、最も感動した曲だったんですもの。
とにかく、見逃さずにいられて、本当に嬉しいです（*^^*）
後、下村ヘロデのシーンは、浮いているとは感じたけれど、
むっちゃ楽しかったからそれだけで幸せだったし、
踊りも、群集的雰囲気をうまく出していたと感じました。
ジーザスが鞭打たれるシーンでの竹の柵なんて、
すごくその世界に似合ったものを使っていると思いましたし。
さんざっぱら悪口を書いてきた後ですが、観劇後にパンフレットで、
ザ・ガーディアン誌から引用されていた
「大いなる威厳を持った、飾らないヒッピー風オラトリオ」
「中世の宗教劇で覚えるのと同じ感動」を読んだので余計、
口が悪くなってしまったのだと思います。
今回、そういった感動は、ジーザスには感じられなかったのですが、
だから多分、この舞台は本来、キリスト教へのオマージュなのですよね？
ジーザスは救い主ではなかったと、反語的表現で、言う舞台。
だからこそ私は、聖書の解釈とは全く違うと感じながらも、
保坂マグダラのマリアに嫌悪感を感じず、
むしろ美しいと感じたのではないかと思ったんです。
そう感じたら尚更、それが新しい解釈であったとしても、
ジーザスにカリスマすら与えなかった柳瀬ジーザスに、
改めて怒りを感じてしまいました。
私の期待したものと彼が表現したかったものが違うのなら、
私の不満と腹立ちは、的外れなものなのかもしれませんが、
ジーザスを、本物の「ただの人」にしてしまったなら、
この舞台の意味はなくなってしまっているのではないかと、
少なくとも私は、そう感じたからです。
パンフレットを見る限りでは、ジーザスはシングルキャストなので、
エルサレム版でも多分、彼がそのまま続けるのでしょうが、
万が一、表現力が足りなくてカリスマが見えないのなら、
その表現力に、とにかくとにかく磨きをかけて、
カリスマが見えないのが、解釈の違いだというのなら、
もう一度、これがキリスト教を本当に否定したいのかどうか考え直して、
それから舞台に乗り直して欲しいと切に願います。
そうでなければ、彼がジーザスを演じていること自体が、
ティム・ライスへの冒涜だと感じられて仕方がありません。
いや、本人がどう感じるかは知りませんが(^^;)、
ＪＣＳという作品が何を表現したかったのか悩んだ結果、
私には、そういう結論にしかたどり着けなかったんです・・・。
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