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［★★Happy:48］98/11/25号


ＪＣＳジャポネスク版のHappyに対して、
思いの他たくさんメールをありがとうございます。
今、一生懸命、返事を書いていっている最中ですが、
毎日書かない上に体力と気力を使うので１日２〜３通が限度なので、
まだお返事できていない方がいらっしゃいます。すみません。
とにかく、このメルマガに対して頂いたメールには、
全部返事すると決めているので、頑張っています。
(知り合いだと、Happy上で書いてしまったこともありますがm(_ _)m）

でも、書いているうちに段々、考えも変わってきたみたいで、
最初に書いたものとは違う事書いたりしている自分に驚いたりしています。
おかげで怖くって、エルサレム版の感想が書けやしない(笑)。
できれば今、もう一度ジャポネスク版が観たいなぁ、本当に。
今観ても多分また、ブーイングするだろうとは思うんだけれど、
それでも、全然違うことを感じられるような気がしています。
でも意外と、反論メールがほとんど来ないんですよねぇ・・・。
以前の石井一孝さんの時みたいに、一気に読者数が減ることもないし。
ちょっと、不思議と安心で戸惑っています。

あぁそうそう、一通だけ、返事の仕様が無いものも来ましたが。
内容的にもさる事ながら、差出人メールアドレス欄が、
xxx@xxxxx.xx.xxってなってるんですもん・・・。
リターンすれば返事できたのかもしれないけれど、
またアダルトビデオ系かと思って、捨ててしまったので、
既に返事できないんですね(^^;)
これ出してくれた方、万が一、まだ読んでいらしたら、
そんな訳で、返事が届かなくっても勘弁して下さいね〜♪



１：チラシから・・・
２：『ギムレットの伝説』11/20
        
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１：チラシから・・・

○新幕末物語『ヨーソロ！』

      出演：水木竜司、永田治、大谷美智浩、田中允貴、川本昭彦、
            吉之坊勝、田上甚六
      日時：98/12/4(金)19:00〜
              /12/5(土)15:00〜、19:00〜
              /12/6(日)13:00〜、17:00〜
      会場：神楽坂 die pratze  03(3235)7074  東西線神楽坂 歩４分
      料金：￥3,300-（全席自由）
      問合せ：天狼プロダクション  03(3268)7088


○『花陽炎ライブ』
    〜２人の歌でステージに再現される、栗本薫の歌集『花陽炎』の世界〜

      出演：石原慎一、花木佐千子
      日程：99/2/13、2/14
      会場：南青山ＭＡＮＤＡＬＡ
      問合せ：天狼プロダクション

○爆笑超次元サイバー･ミュージカル『隣の宇宙人』
      ハヤカワ書房刊『さらしなにっき』収録の栗本薫のスラップスティック
      コメディ『隣の宇宙人』の舞台化。

       出演：佐藤昇、くじら、花木佐千子、葛城七穂、永田治、
             石原慎一、榛名珠利、矢部貴将、水木竜司、中山浩
       日程：99/4/16(金)〜4/25(日)予定
       会場：シアターＶアカサカ
       問合せ：天狼プロダクション


しかし本当に、いつ見ても天狼って、
代わり映えのしないメンバーで舞台作ってますねぇ・・(^^;)
１人の個人が、演出も作詞作曲も全部やるんだから、
その人の趣味と人脈で偏る事を、否定はしませんが、だったら、
いっそ劇団として、囲い込んじゃえばいいと思うのに、
どうしてそれをしないんでしょう？とても不思議です。
そうなると、石原さんみたいに別劇団の人は「客演」って事になって、
いろいろと面倒なことが起きるのかもしれませんが・・・(^^;)
女性陣は、元ＳＫＤの方が多いようですが、今フリーなのかな？


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２：『ギムレットの伝説』11/20

※スフィアメックス（モノレール天王州アイル駅 歩３分）
※19:00開場、19:10開演。
    １幕：19:10〜20:10 (15分休憩） ２幕：20:25〜21:20
※全席指定￥5,250−
※Ｄ−９番（ド、センターでした。４列目）
※謎の客：宮内良、バーテン：水木竜司、ジャック・ローズ：葛城七穂、
  ブルー・ムーン：本間しゅう子、ベリーニ：緑はるか、
  オレンジ・ブロッサム：滝園子
※パンフレット￥800-

＜ストーリー＞

古びた「忘却」という名のバーに、一人の男が迷い込む。
見回して不思議を感じていたら、突然、時が動き出し、
誰もいなかったはずの店に、ヤケににやにやしたバーテンと、
派手な格好だけれど、妙に人形じみた女性たちに囲まれていた。

勧められるがままに飲むカクテルは、彼女たち自身。
お酒の妖精と名乗る彼女たちは、楽しくなってもらおうと、
彼の心を動かそうとするが、彼は却って追憶に迷い込むだけ。
しかしそこに、男装の麗人が現れて・・・？

＜感想＞

良くも悪くも、とても天狼プロダクション作品でした。
パンフレットのそこかしこにも「とっても天狼らしい作品にした」
と書かれているし、目的は見事に達成されていたんだと思います。
吐かれる言葉といえば「追憶」「遠く鈍い痛み」「過去の恋」などで、
登場人物は、神、妖精、男装の麗人、何百年も生きるバーテン・・・。
全編通じて物憂げなジャズをベースに、時にタンゴ、タップも混じり、
妖精のコケティッシュさなども隠し味に効かせてみて。

「テーマって何？」なんて聞いてしまったら、
「・・・・・・・なぁに？」なんて問い返されてしまいそうな、
劇場中に満ちた靄のようなムードに、とっぷりと浸かることが必須。
それができなかったら多分、金返せ！って叫びたくなるような、
ごくごく単純な音楽と、あらすじのないストーリーだけれど、
中に入り込むことさえできれば、逆に、とても幸せな２時間になる。
幸いな事にこの舞台のテーマは「宮内良・魅力のすべて」だったそうで、
この人を「良さま(*^^*)」と呼んで密かにファンしている人間としては、
辛うじて、頭の上まで浸かることができてラッキーでした(^^)

この人の、表現力が好きなんです。
決して、顔や声が好きなわけでもなければ、
もちろん、それだけで輝くほど若い人というわけでもない。
でも、本当に丁寧に歌われる声の合間に表情が見える歌い方なんです。
華やかなわけではないけれど、意外なほどに良く伸びる丸く温かい声が、
「追憶」に含まれる甘さ、切なさ、愛おしさに本当に良く似合って、
それこそ「アダルトな魅力(笑)」で見せて下さいました。

惜しむらくは、ダンスかなあ・・・。
非常に各種ダンスの多い舞台でもあり、面白かったのですが、
一つ一つ、「そつなくこなしている」という印象しか残らない。
非常にしなやかな動きなので、この舞台には似合っているのですが・・。
ただ、葛城七穂さんと踊ったタンゴは、妙な雰囲気を湛えていて、
なかなか見物だったと思います。

わたし的には、もっと歌って欲しかったけれど、まぁ良かったかな？
でも、役者か作者のファンじゃなかったら観ても楽しくない舞台だな、
と、ここまで絶対的に感じてしまったのも久しぶりでした(^^;)
ある意味、小劇団系の雰囲気ってことなのでしょうか？
帰ってきて、作者の本の宣伝で埋まりまくったパンフレットを見ながら、
ビデオやグッズで埋まったロビーを、ふと思い出したりしていました。

P.S.幕間に、協賛会社のご厚意とやらでワインが飲めたのですが、
    一口飲んで、「ま、まずい(ーー;)」と思いました。
    目の前でニコニコされて残すわけにも行かずに飲み干したけれど、
    すぐにお手洗いに行ってうがいしちゃったくらい。
    それが、後からパンフレットを見てみたら「料理にピッタリ」と。
    何故にそれを幕間にコップになみなみと注いで飲ませたのか？？
    これは、誰の味覚を疑ったら良いんでしょうねぇ？(笑)

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