＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ［★★Happy:67] 00/2/20号 今までバックナンバーを管理してくださっていた方が、 諸事情により続けていかれなくなってしまったため、 とうとう諦めて、ＨＰを開くことにしました。 まだリストしかないですけど、徐々に増やしていく予定なので、 よければ覗きに来て、感想やご希望など、 掲示板に書き込んでいただけると嬉しいです♪ ＢＮも全部 一気にアップできそうにはないので、 要望のあったものから順に載せていきたいと思います。 せっかく作るんだから・・・と欲が出てきて、 役者さんたちについて語るページとかも作っちゃいました。 今のところは何もないです。辛うじて階層の奥の方に、 『How to Succeed』のフルキャスト表が載ってるくらい(^^;) 発表されているキャストには魅力を感じなかったのですが、 いざ全キャストを並べてみたら、園岡さんに戸井さんに、 『スクルージ』で思い切りチェックした近藤大介さん♪ 今年最初の遠征ということになりそうです(^^;)１：チラシから・・・ ２：『ニジンスキー』2/15 −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−−・−・ １：チラシから・・・ ○トーク＆プレイ『時は・・・今』 出演 ：市村正親、山田五十鈴 日程 ：2000/3/14(火)〜20(祝) 会場 ：三越劇場 料金 ：全席指定￥7200 発売日：発売中 問合せ：三越劇場：03(3274)8675 演目の「音楽講談『噫(ああ)無情』が気になるんですけど、 マチネが11:30〜、ソワレが16:00〜では、行きようがないです〜(ToT) ○トリビュート音楽座ミュージカル『星の王子さま』 出演 ：茂森あゆみ、市村正親 ほか 日程 ：2000/7/26〜8/12 新国立劇場中劇場 8/16〜8/20 赤坂ＡＣＴシアター 8/23〜8/25 名古屋公演 8/29、8/30 富山公演 料金 ：Ｓ席￥10,000-、Ａ席￥6,500- 発売日：2000/4/8(土) 問合せ：ホリプロ 03(3490)4621 いろいろ噂はあったけど、音楽座バージョンなんですねぇ・・。 他のキャストも既に決定したようだけれど、 「ホリプロ」が作って、どう変わるのかな？ ○『シラノ・ザ・ミュージカル』 主演 ：市村正親 日程 ：2001/1予定 会場 ：赤坂ＡＣＴシアター 発売日：2000/9月上旬 問合せ：キョードー東京 03)3498)9999 市村正親って、本当にすごい役者なんだなぁと思います。 でもこうなってくると、「客が呼べる役者」と思われてるようで、 何とな〜く、ちょっと不機嫌になる私でした(苦笑) でも楽しみ♪ −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−−・−・ ２：『ニジンスキー』2/15 ※ＰＡＲＣＯ劇場 ※開演：19:00 １幕：60分 休憩20分、２幕：65分 ※Ｓ席￥8,000- ※Ｄ−18 ※ニジンスキー：市村正親、首藤康之 ディアギレフ：岡田眞澄、ロモラ・ニジンスキー：久世星佳 ヴィンスヴェンガー：段田安則、フリッツ：宍戸勝 ※パンフレット￥2000− ＜ストーリー＞ 今は狂気の世界にいるニジンスキー。 その目には、喝采を浴びていた頃の自分や、 かつてのパトロンであるディアギレフなどの幻想が映っている。 心地よい生活や遊びの中から正常な精神を取り戻させようという 考えの持ち主である、精神科医のヴィンスヴェンガーの療養所で、 唯一心を開ける相手であるフリッツに世話されて暮らしていたが、 「入院費や生活費を稼ぐために」忙しかった妻のロモラが 訪ねてきたときから、再び落ち着きをなくしてしまう。 ＜感想＞ 多分、価値観によって、良かったと思うかどうかは違うかも。 個人個人は非常に良い人が多かったけれど、分かりにくくて。 私たち観客は最初は、段田さん扮する精神科医によって、 サナトリウムを訪れた見学者という立場に立たされるのです。 でもその後は、場面ごとに皆が考えをさらけ出すので、 誰に感情移入していいのか分からなくなってきてしまって。 もう途中からは、ニジンスキーの気持ちとかは投げ出して、 自分に立場がいちばん近い人物ばかり見てましたけど(^^;) 後は、バレエの基礎知識が足りなさすぎたな、という感じ。 きっといろいろ拘って作られてるんだろうと思うと 申し訳ない気もしてしまいます。 でも首藤さんの踊りは何だか静かな感じがして、良かった♪ 若い頃のニジンスキーとして、幻想の中で踊るんですけど、 一度だけ、ビデオか何かで見たことあるニジンスキーの踊りが、 思い出されるような印象があったから、きっと相当似てたんだと思うし。 笑いなしの市村さんも、久しぶりに見たけれど、良かったです。 ちょっと物足りないかな〜？と思ったのは、多分、私だけ。 段田さんと岡田眞澄は、さすがの適役！って感じでした。 一番気になったのは、久世星佳の役どころ。 ニジンスキーの奥さんのロモラ役だったんだけど、 最初に出てきたときは、めちゃめちゃ冷たそうな感じで、 冷静に物事進めている、ニジンスキーのことなんて 実は愛してなさそうな、すっごいヤな感じの人だったんですよ〜。 それが、途中で過去の話が出てきたら、 ひとめでニジンスキーに惚れ込んで、 絶対にこの人と結婚する！って思い込んで、 追っかけしまくった末に誑し込んで結婚した人みたいで。 それを見ていて、ＪＣＳを思い出してました。 マグダラのマリアを見ていて、 たとえどんな理由であったとしても、愛してしまった相手が、 絶対に、誰か１人だけを好きになんてならない人であったら、 それは どれほど辛いだろう、なんて思ってたんですよ。 そしてそれは結構 理解できてしまう感情だったりして(苦笑)。 だから、過去のロモラの気持ちは、見ていて辛かったんです。 何か、自分もやりかねないと思っちゃうだけに(大苦笑)。 でも私だったら、その人が神だと思えるほど一目で愛したら、 狂っていくその人も、それこそが神だと感じるかもしれない。 なのに、久世さんのロモラは、すごく冷たく対応していた。 自分が生きていくためには仕方ないと言い切って、 反対する段田さんから引き離して、プレス対応のためだけに、 ニジンスキーにとって辛いショック療法を続けさせたりして。 もしかしたら、自分がニジンスキーを神から引き離して、 日常のレベルに引き降ろし、羽をもいだ張本人だと自覚していて、 だからニジンスキーが自分を嫌っているとハッキリ分かっていて、 偽悪的に動いていたのかもしれないとも思う。 娘にまで「あなたが父の人生をズタボロにした」なんて言われて、 まともな神経でいるのって難しいでしょうから。 でもね、どうしても・・・、観ている最中には、 何をどう考えてロモラが動いているのか分からなかったんです。 それが、見ていていちばん気になったこと。 ロモラばっかり気になったことで、 やっぱり人間って、自分が思うことに引き付けて、 芸術に触れるもんだなぁと、実感した舞台でした。 ===================================================================