＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ［★★Happy:70] 00/3/26号 １か月ぶりのHappyです。 そして、１か月ぶりの観劇！！(＠o＠) 丸１か月舞台もライブもないのって、３年ぶりぐらいかも？ その３年間、月間10本ぐらいのペースで観ていたから、 絶対に、もっと何か物足りなくなるかと思っていたら、 意外と無ければ無いで暮らせてしまって、ちょっと驚きです。 まぁ、観たいものがあるから観るのであって、 観たいものがなければ観ないのは、ごく当然なのですが、 劇場に行かない自分が普段何をしていたのか、 忘れてるんじゃないかと思ってました。 まぁ確かに、いろいろと不善も成しましたが、(^^; 別に、普通に楽しい１か月でしたね。 ただし、その間に、すっかりチラシが溜まりまくって、 今回削っているのですが、結構な量になっています。 やっぱり１回、情報だけのを送っておくべきでした。 それだけは、反省しています。m(_ _)m 今回、また重いですけど、すみません〜。１：チラシ＆郵便物から・・・ ２：『ＰＩＮＯ』3/24 −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−−・−・ １：チラシ＆郵便物から・・・ ○『ザッツ・ジャパニーズ・ミュージカル』 出演：斎藤晴彦、早坂好恵、福井貴一、西川和志、風間水希 高橋てつや、北村岳子、他ダンサー 日替わりゲスト：市村正親、荒井洸子、前田美波里、坂上二郎 日程：6/22(木)〜7/2(日) 会場：東京グローブ座 発売日：4/20(木) やっと仮チラシにお目にかかれました♪ Part１を思い出しば楽しい事は必至だし、ずっと楽しみにしてたんです。 ・・・なのになぜ私は、初日から用があるのぉぉ〜(ToT) ○『Ｂｉｇ』 出演：赤坂晃、宮本優子(風花舞)、宝田明、本間憲一、大島さと子、 (子役)河合郁人、辰巳雄大、田中聖、長谷部準、他 日程：8/1(火)〜8/27(日) 会場：東京国際フォーラム・ホールＣ 料金：Ｓ￥9500-、Ａ\7500-、Ｂ\5500-、Ｃ\3500- 発売日：2000/4/28(金) 問合せ：ビッグ事務局 0180(993)251、キョードー東京 03(3498)9999 子役の男の子９人はジャニーズJr.だそうです。 事務局に電話すると全員の名前が分かるのですが、 漢字変換できなかったので、書くのを諦めました(^^; 去年と一昨年のものは好きだったのですが、 どんな感じになるんでしょうね・・・？ ○赤坂ＡＣＴミステリーナイト『七色インコ』 原作：手塚 治虫 出演：稲垣吾郎、宮沢りえ、佐戸井けん太、大島蓉子、こぐれ修、トロイ、久世星佳 日程：5/14（日）〜5/30（火） 会場：赤坂ＡＣＴシアター 料金：Ｓ￥8400-、 Ａ￥6300- 発売日：4/15（土） 発売：チケットぴあ（発売初日特電）03-5237-9955 ローソンチケット（発売初日特電）0570-00-0013 チケット２４ 03-5489-2229（アクセスNo：2632） 問合せ：アール・ユー・ピー 03(3372)9574 『七色いんこ』は不勉強で読んだ事がないのですが、 吾郎ちゃんのミステリーなら見てみたいなぁ・・・。 でも、この発売日、私は当のＡＣＴシアターにいるんですけど(^^; ○『ママ・ラヴズ・マンボ』 出演：黒木瞳、岡幸二郎、森山未来、ミュージカル座 日程：8/17(木)〜8/24(木) 会場：ＰＡＲＣＯ劇場 料金：\8000- 発売日：4/8(土) 問合せ：東京音協 03(3201)8116 ○『メトロに乗って』〜浅田次郎著「地下鉄(メトロ)に乗って」より〜 日程：11月 会場：ＡＣＴシアター 問合せ：音楽座ミュージカルオフィス 042(721)5513 新作音楽座ミュージカルVol３だそうです。詳細は５月発表。 案内の絵柄から次は、『不思議の国のアリス』だと思ったのにな・・。 −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−−・−・ ２：『ＰＩＮＯ』3/24 ※東京芸術劇場中ホール ※開演：18:30 １幕：60分 休憩：15分 ２幕：60分 ※Ｓ席￥3,800- ※Ｋ−７（通路のすぐ後ろ。下手端ブロック。） ※ピノ：山本淳一、ナーナ：鈴木早智子、マリーヌ＆ジャム：仁科有理、 カルメン：吉岡小鼓音、ステファノ：岩淵憲昭、博士 他：帆足敏、 ラズベリー：中里美保、ライム：大 佳央、グリエラ他：辻麗子、 シニョーレ他：西原純、レモーネ：永井三稀、トースター他：木下育、 ゲスラー他：川北良介、メロニー：荒井眞里、ミシン他：飛田晃治、 女優 他：大江さおり、少女 他：澤田夏子、ドクター他：中村信夫、 ミシン他：井上龍哉 ※パンフレット：￥1,000- ＜ストーリー＞ 子供：ピエールを亡くした博士が、子に似せてロボット：ピノを作りました。 しかし、それを嗅ぎ付けた軍部に追われ、ピノは逃げなければならなくなります。 何も分からない真っ白な気持ちのまま、ゴミ捨て場にたどり着くピノ。 カルメンとステファノの詐欺師兄妹がそれを見つけ、見世物小屋で使いますが、 博士の助手が探し当てて引き取り、ライム大佐の家へ預けられる事になります。 ライム家には、レモーネ夫人と、長女メロニー、次女ラズベリー、そして、 ボケてしまったジャムおばあさんと、話せなくなった三女ナーナがいました。 失敗ばかりでも素朴で無邪気なピノと関わるうちに、話せるようになるナーナ。 しかし、ピノの悪意のない発言によって、自分たちの秘密が暴露されてしまった メロニーとラズベリーはピノを責め立て、ピノは失意のうちに家を飛び出します。 「呼ばれてる・・・？」 何かを感じたピノがたどり着いたのは、ピエールの母：マリーヌの病の床でした。 最期にピエールに会えて良かったと呟いて死んでいった彼女の姿に、 ピノはやっと、「心」を感じ取る事ができたのでした。 その後、ピノとナーナは、すっかり改心したカルメン兄妹とともに、 親を亡くした子供たちを引き取って育てました。 ナーナが亡くなっても続けていたピノは、ついに表彰されるまでになります。 しかし、その会場で、事故に遭った子供を助け、自分も傷を負ったピノは・・・。 ＜感想＞ なんか・・・良かったじゃない、うん。という感想。 作っていくうちに、本人たちに合わせて、 少しずつ台本を変えていったと聞いたのですが、 (だから、チラシに書かれたあらすじが違うんですね(^^;)） それが功を奏したのか、淳くんがアテ書きに近いほどハマっていて。 彼の声って、少し変わっていると思いません？ それも、このキャラクターにとても合っていたと思います。 ナーナが、チラシでは大きく扱われているにも関わらず、 印象に残らないぐらいの出番であったのも、良かったと思いますし(苦笑)。 実は最初、人間であるピエールとして淳くんが出てきたときは、 肩から先が固まったまま動く演技に、非常に不安を感じました。 やっぱり、演技ダメなんじゃ・・と目を覆いたくなって。 でも、機械になってからは、それが却って良かったです。 もともとが鍛えてある人のようで、不自然な動きもなんのその！ ピノが動き出すシーンでも、研究所に雷が落ちた瞬間、 暗転して、ピノだけにスポットが当たるんです。 ガクン、と動力が入って上半身だけ起き上がった動作！ あのシーンで観客がうわっ！って思えなかったら、 この舞台、ダメだと思うし、すごくすごく良かったです。 動きでいいな、と思ったのは、ゴミ捨て場のシーンでも。 壊れたからと捨てられたトースターとかがピノを囲んで、 お前も捨てられたんだな、役立たずなんだな、と歌い踊るのですが、 周りの人と、もともとのダンスの質が違うというベースがあって、 更に機械っぽくカクカクとして見せるので、 人間みたいなんだけど人間じゃなくて・・という雰囲気が、 すごく出ていたと思います。私が もう一度観たいシーン、No1。 ピノはほとんど出ずっぱりですが、私が感じた大きな見せ場は後２つ。 １つは、最後。死んでいく人間の生が どれほど大切か愛しいか訴えた後、 「僕をもう、修理しないでください」と言って「死」んでいくシーン。 これがきっと、いちばん伝えたい事だったのだと思うのですが、 私が最も泣きそうになったのは、ママが死ぬシーンでした。 特にどの演技が心に残ったというわけではないのですが、 それまでピノが悩んできた「心」「感情」というものが、 確かに彼に伝わった、と分かったんです。 そしてそれが、私がこの舞台にいちばん強く感じた事でした。 「人は、人に愛情を伝えられる」とでもいうのでしょうか？ 「嬉しい」「悲しい」「怒っている」他、いろいろな感情が、 ピノに伝えられて、そして彼も人に伝えられるようになっていく。 何だか、幸せだなーって思って見てました。 子育ての感動ってこういうものなのかもしれませんね。 勿論、これは、夢物語なんです。 語り部であるカルメンとステファノの２人は、 (今まで見たことのないかっ飛んだ演技を見せてくださったのですが) 最初と最後に現れるのですが、どう計算しても130歳超えてますし(笑)。 でもそれが全然、気にならない舞台なんです。すごいですよ〜。 その理由の一つは、セットかもしれないなぁと終わってから思いました。 ダークなパステルでぺたっと一面に塗られた町並みの背景が、 そのまま屋内にも屋外にも使われて、不思議な効果があって。 音楽も、シンプルだけどきれいで、とても似合っていたと思います。 でも、オケが下手の客席前に置かれているのはどうかと思いました。 私はＫ列だったからまだ見えたけれど、 オケの真後ろの人なんて、多分、すごく見えにくかったと思います。 せっかくのカルメンとステファノのタップも、 すぐ近くのオケの音にかき消されて全然聞こえませんでしたし。 私も、たまたま誘われて観に行っただけだけれど、 もう少し、皆が見てもいい舞台かもなぁ・・と思いました。 何と言っても、安いですし(笑)。 ===================================================================