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［★★Happy:73] 00/4/18号


一応、いつも年頭に思うことは、
観劇本数を減らすことと、遠征をなくすことです。
せめて関西まで行くなら、夜行バスで行って舞台×２本観て、
そのまま夜行バスで帰って来ることだけはよそうと思って。
「遠征」じゃなくて「帰省」ならいいのかというと、
それもなかなか微妙なのですが、そこは気持ちの問題で。

そんなわけで、今回は遠征にひっかけて
京都観光と花見をするはずだったのですが、
前日にはしゃいで飲みすぎて、それどころじゃなくて。
おまけに翌日に東京で舞台の予定を入れていたので、
妹夫婦ともども買い物に出かけることもできず、
結局、何のために家に寄ったのかよく分からない始末(^^;

こんなに頻繁に関西に帰っているのに、
学生時代の既に結婚した友人連中と連絡取らないこと甚だしいし、
観劇だけで生きている訳じゃないんだということを、
もう少し考えなくちゃだぞ、と自分を戒めています。
でも結局、今月末の遠征もＧＷ取れないのでとんぼ帰り予定。。
遊んでるからだけで連絡取れないわけでもないというのが、
また問題なんだよなぁ・・・。




１：チラシから・・・
２：『How to Succeed』 4/8

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１：チラシから・・・


○『太平洋序曲  Pacific Overtures』

       作曲・作詞：スティーブン・ソンドハイム
       演出・振付：宮本亜門
       日程： 10/2(月)〜22(日)
       会場：新国立劇場小ホール 
       料金：Ａ席￥6300-、Ｂ席￥3150- 、Ｚ席（当日発売のみ）￥1500- 
       発売：7/29（土） 
       問合せ：新国立劇場  03(5352)9999 

   黒船来航による日本人の歴史の変遷を語ったミュージカルとかで、
   どんなものなのか、なかなか興味があります。
   でも、まだキャストが発表されていないんですよね〜。
   ソンドハイムを歌いこなすことだけに選考基準を置かず、
   演技力も見てもらえると嬉しいなぁ・・なんて、勝手な意見ですが(苦笑)。


○『SHOW−COMAND』

       出演：駒田はじめ、宮内良、千珠晄、飯田聡子
       日程：6/16(金)〜18(日)
       会場：俳優座劇場
       料金：￥6000-

    １部がダンスショーで、２部がライブらしいのですが、
    どういうものだか、よく分かっていないです(^^;
    

○『Ｉ Got Merman』

       日程：12月
       会場：博品館劇場
       問合せ：博品館劇場 03(3571)1003

    観に行ったら、チラシが入ってました。
    いや、今度こそ最後だと思ったなんてこと、いいんですけどさ(苦笑)


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２：『How to Succeed』 4/8


※梅田コマ劇場
※開演：12:00〜＆17:00〜  １幕：85分 (休憩35分) ２幕：70分
※Ｓ席￥9,000-
※９列37番（センターブロック上手端）、８列16番(下手ブロックセンター)
※Ｊ．ピアポント・フィンチ：高島政信、ローズマリー：高嶺ふぶき、
  ミス・ジョーンズ：松金よね子、バド・フランプ：黒田アーサー、
  バート・ブラット：ルー大柴、ヘディ・ラ・ルー：杉本彩、
  Ｊ．Ｂ．ビグリー：稲垣雅之（綿引勝彦急病による代役）、
  スミティー：真織由季、ミス・クラムホルツ：寿ひずる、
※トインビー：おりも政夫、ディヴィス：戸井勝海、タカベリー：園岡新太郎、
  オヴィントン：柄沢次郎、トウィンブル：小宮健吾、ジョンソン：赤城太郎、
  ウォーリー・ウォンパー：植木等
※ギャッチ：志村要、ジェンキンズ：川井康広、ピート：中右貴久、
  マックス：横山敬、アーネスト：近藤大介、
  マシューズ：(稲垣雅之のはずでしたが、誰が演じたのか分かりませんでした(^^;)
  ガードマン：勝亦正、ウエイター：神崎順、林田和久、
  男性社員：高野絹也、乾あきお、中澤克裕、森山賢治、福永敏洋、藤原研二、
           高津将弘、永田治
※イレイン：伊吹あい、ウィケットガール：藤えりな、右谷京
  女性社員：一倉千夏、島田典子、道林尚子、初音ひかり、小山みゆき、斎藤えり
※本の声：野沢那智

※パンフレット￥800-


＜ストーリー＞

『努力しないで成功する法』という本を手にした、
ビルの窓拭きフィンチは、そのとおりに行動を始める。
情報を早くつかんで、社長の甥・バドに恩を売りながらも、
自分はもっと上のポストにありついたり、
上の人の趣味を探し当てて、それに合わせてみせたり、
社長の愛人・ヘディを利用して、上司を蹴落としてみたり。

あっという間に副社長にまで上り詰めたフィンチに、
周囲は脅威を覚え始める。バドのちゃちな手と
思わぬヘディの行動で、窮地に陥るフィンチ。
ローズマリーのシンデレラストーリーを応援する、
秘書の女性たち以外は、ほとんどが敵だ。

とうとう、事態の収拾のため、会長が現れる。
「君はこれにサインするだけでいい」と社長に言われ、
人事部長・ブラッドの出す退職願を受け取った時、
フィンチは意外な言葉を聞くことになる・・・。


＜感想＞


「なぁ〜んだ、楽しいじゃない(^^)」。
全２幕見終えて、そう思いました。
最初に発表された、チラシに載るキャストを見た限りでは、
遠征する必要なしと決めていたし、開幕してからも
ロクな感想は聞かなかったので不安でしたが、
身構えていなかったせいか、気楽に楽しめて○。

本当に馬鹿っぽくて単純で元気になれる話なんです。
いかにも古いアメリカンミュージカルらしくて、
サクセスストーリーとBoy meets Girl。
男女差別や職業差別なんて話を持ち出すと、
いろいろと煩いこと言いたくなる人はいるだろう歌詞が、
てんこもりだけど、別に気にならないのがいいところ。
今、『奥様は魔女』とか見るとこんな感じかなぁ・・という、
昔懐かしい雰囲気と、ディズニーランドのあっぱぱ〜さが一緒で、
見終わってただ「楽しかったね(^^)」と言える良さがありました。

でも、演出が、全体として中途半端な印象。
カリカチュアされた人物を真面目に演じて、
それで笑ってもらうように演出されているのか、
それとも全部もっと派手にギャグっぽくして、
パ〜ッと、どんどん笑って楽しんでしまうようにするのか。
多分、フィンチの演技とかを見ていると、
後者を目指そうとしているような気がしたのですが、
それにしてはタイミングがまずくてコメディできてない人が多くて。
ミス・ジョーンズなんかは、さすがのコメディエンヌぶりなのですが。

そんな中で納得できたのは、バド。
おいしい役回りだとも思うのですが、彼が舞台を締めていました。
バタバタと走り回っては情けないことばっかりやるボンボンなのに、
憎めなくて、ま、こんな人も会社にはいるだろ、と思ってしまう辺りが、
最後のテーマソングにもつながっていきますし。
黒田アーサーって初めて見たけれど、いけてるんですね♪

でも、バドというキャラは、永遠に、フィンチからのプレゼントを
役立たせられるようにならないと思います。
というか、彼がフィンチになることは、
この舞台にあっては、何の意味もないと思うんです。
宝塚版ではあのシーンはなかったそうなのですが、
ない方が分かりやすかったかなぁ・・・と勿体なく感じました。

ヘディも、馬鹿馬鹿しくてＧｏｏｄ。
バドといい、こういう馬鹿っぽい役どころはおいしいですね。
「甘えてるの〜」って感じの声を出して、そのくせ したたか。
彼女なりの出世欲みたいなものがすごくよく見えて、
結構 かわいい女じゃない？って思えたのが嬉しかったです。

ローズマリーの方が、却ってつまんない女に見えました。
この中では普通っぽいキャラだから多少損かもしれないし、
作りにくかったのかもしれないとは思うのですが。
でも、一目惚れした男のために勝手に一人相撲して、
つまんない事で怒ったりすねたりする
馬鹿馬鹿しい部分も強いのに、勿体ない。
もっと大袈裟に、夢見る部分を強調して作れたら
良かったのかもしれないと思います。
あと、声も無理に高くしているのか、
聞き取りにくい部分があったのが残念。

結局、見る前から思っていたことだけれど、
これって、主役よりアンサンブルを見ている方が面白いです。
わぁ〜！って皆で踊っちゃうシーンの方が楽しかったし。
♪コーヒーブレイクとか、エンディングの曲なんて、
頭についちゃうし、見ててすごく楽しかった。

それに、他の舞台では準主役を張れちゃうような人たちを、
贅沢にちょっとずつ使っている舞台なんですよね〜。
最後の最後の方になってようやく１フレーズずつ
戸井さんと園岡さんの声が聞こえたりして、びっくり。
うわぁー、ソロってこれが初めてかい？って。
声の張りなんて、主役級の方々より絶対あるから、
突然 正面から飛び出てきた声に驚きました。
これもまた、勿体ないなぁ。。。


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