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［★★Happy:86] 00/10/31号


私は基本的に、舞台やらコンサートやらでは、
目立っている人が好きです。
というか、目立っていないと気が付かないです。

だから普通は、ある程度 既に自分の芸風が決まっていて、
その中での売り方や見せ方を理解していて、華のある人が気になる。
そういった人の中から、好き嫌いで選別しただけでも、
有り難いことに、私が好きになれる人は たくさんいる。
だから、メインキャストクラスの人たちのファンするだけで
精一杯で、それ以外に目がいくことは、まず ありません。

それが、まかり間違って、
某アンサンブルさんのファンになってしまいました。
時々「おーっ、いいじゃん！」と思う時は、勿論あるものの、
舞台上でも粗が見えてしまうことが多いし、いわんや、
舞台を降りてからの売り方やイメージ戦略になると、
気になること苛立つことが多すぎて、イライライライラ・・・。

以前、某30歳代の役者さんが
「否定的な感想は、あまり読みたいとは思わない」と発言されました。
否定したつもりはなくても「私はそうは思わない」的な手紙も、
随分と差し上げていた相手だっただけに、ショックを受けました。
その少し後に、某50歳代の役者さんから頂いたお手紙には、
「ご批判を頂いたりして、頑張っております」とありました。
やっぱり、肯定や疑問、いろいろ書き連ねて送らせて頂いていた方で、
相手によって、言うことも考えなくちゃなんだなと思わされました。

となると、多分、それこそ、まだまだ若手さんには、
批判と取られそうなことは 言っちゃいけないんですよねぇ・・・。
言って、ガックリ肩落とされたりしたら、とても困るし、
だからと言って、放っておくといつ気付いてくれるのか気になるし、
すっかり気分は、子育てに迷う新米ママです。はあぁ。


＜index＞

１：チラシ＆郵便物から・・・
２：The CONVOY Show Vol18『新・タイムトンネル』 10/28

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１：チラシ＆郵便物から・・・

○ 『ガールズ・タイム』

     出演：濱田マリ、生田智子、大島蓉子、岡千絵、佐々木陽子、林希、
           樋口紗絵子、入江加奈子、瀬戸カトリーヌ ほか
     音楽監督：広瀬香美
     演出：宮本亜門
     日時：2000/12/09(土)〜12/25(月)
     会場：ＰＡＲＣＯ劇場
     料金：￥7,500-
     問合せ：東京音協 03(3201)8116

 今年頭にやった『ボーイズ・タイム』の女の子版。
 昔やって、非常に評判が良かったらしいし、見てみたいな♪


○『ボーイズ・タイム』

     出演：貴水博之、福田転球、斎藤直樹、伊藤明賢、藤森徹、
           宮川大輔、佐藤隆太、森山未来、花井京乃助、松谷賢示
     音楽監督：トータス松本
     演出：宮本亜門
     日時：2001/01/2(火)〜1/21(日)
     会場：ＰＡＲＣＯ劇場
     料金：￥7,500-
     問合せ：東京音協 03(3201)8116

 １回目は、すごく楽しい作品でした。
 でも、２度観なくていいかも？と思ったので、
 再演するかぁ・・・という感じ。でもキャスト変わってますね。
 山本耕史＆藤井隆抜きとは、また思い切った変更だわ(^^;


○『fugitive〜カラオケ大作戦』

      出演：近藤大介、鈴村近雄、横山敬、高塚恵理子、
            松田紀子、中津留章仁
      作・演出：中島透
      日時・会場：2000/11/22(水)〜11/26(日) シアター代官山
                       12/02(土)〜12/03(日)シアターぷらっつ(大阪)
      料金：前売り￥3,000-、当日￥3,500-
      問合せ：砂岡事務所 03(3476)0010

  代官山Art's Festival参加作品ということで、
  実験的なようですが、近藤大介、初主演作品♪
  笑い多々ありのストレートプレイだそうです。

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２：The CONVOY Show Vol18『新・タイムトンネル』 10/28


※青山劇場
※１幕もの：19:00〜20:10（大体です）
※Ｓ席 ￥7,350-
※Ａ列２８番
※今村ねずみ、瀬下尚人、石坂勇、橋本拓也、右近良之、
  徳永邦治、黒須洋壬

＜ストーリー＞

今村ねずみが、『新・タイムトンネル』の原稿を書く途中、
ベッドで眠りこけてしまう。

今村ねずみを除く各メンバーの父親は、
互いに見知らぬままに、彼の夢の中で集められる。
知らないままにも、何となく親交を温めたところに、
ねずみ、登場。彼の夢をかなえてくれと語る。
「アポロに乗って、月の上で踊ろう」と。
(１の時は「アポロシアターに立つ」と
はっきり言われていた気がしましたが、
今回は、「月の上で」が強くて少しメルヘン♪）

息子たちに負けないショーを！の言葉に動かされ、
お父さんたちは、頑張ってショーを成功させる。
そして、ねずみは目覚める。


＜感想＞


楽しかったです。ええ。本当に。
でも、どうしても、勢いが足りないって思ってしまう。
これはもう、戻ってこないものなのでしょうか？
「走り出したら止まらない」というキャッチフレーズ。
これは、もう現状にそぐわない気がするのですが。

このキャッチフレーズに関してもう一つ。
休憩、入れてください(^^;)
以前はこの形態が効果的だったと思うのですが、
３時間を超える長丁場で、しかもテンポが悪いものを、
間で映像入れてまで無理に、止めないようにしなくてもいいです。
トイレに行ったり、水を飲んだり、足を組み替えたり・・・、
座っているけれども、観客の気持ちは「休憩時間」。
もう、いいと思うんですけれど、休憩入れても。

何を目指しているのかが、すごく分かり難いです。
「The CONVOY Show」。つまり、「Show」。
だとすると、１幕のテンポが悪くて面白くなさすぎです。
ツアーの間に、非常に黒須さんが溶け込んで、
彼が楽しかったのは救いでしたけれど。
彼は、踊りも、手慣れた感じはあるけれど さすがに上手で、
長期間慣れしているんだなーと、他メンバーとの差を感じました。

そのダンス。体調悪いらしく、艶が通常の２割の人、
太って体が重そうな人、疲れて手抜きっぽい人。
Showが主体だというなら、これはどうよ？という感じ。
年齢を重ねて体が動きにくくなる分、体力がなくなる分は、
見せ方が上手くなったり、艶が増したりで相殺するものだと思う。
相殺どころか、年を重ねて美しくなる人も、たくさんいる。
それが、老けたのかなぁ・・と思わせられるようじゃ、辛い。

逆に、ちゃんとストーリーを作って、
それで何か伝える演劇を指向しているとすれば、
演技は上手くないし、構成もまずい。過剰な演出も多すぎる。
「魅せる」と「伝える」は、うまくやれば両方できるはずが、
どちらにも中途半端で、奇妙な印象が残る。

半年前のツアー最初に見て、今回は観劇２回目でした。
最初に見た印象は、「２幕だけでいいや」。
今回も、同じかな〜。時間が延びた分、余計に思ったかも。
２幕だけなら、最後の ねずみさんをぶち切れば、
Showとして楽しく見て、終われるような気がします。

あ・・・、でも、１幕でテーマソング「♪月の上で踊ろう〜」を
ねずみさんが歌うシーンは 好きなんですよね。
彼の歌声は、なんとなく、好きなものですから。
やっぱり、時間半分、２幕中心で、
皆のおいしい所ばっかり見せまくりって訳には、
いかないもんでしょうかねぇ・・・。ダメ？
そうすれば、もっともっと気持ち良く見て、
気持ち良く帰れると思うんだけどなぁ・・・。


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