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［★★Happy:110] 02/01/22号


Galaコンサートって、初めて行きました。
時々、それっぽいことが行われていることは知っていたし、
『レ・ミゼラブル』のGalaコンサートはビデオで観ていた。
でも実際のところ、どういうものか理解していなかったようです。

英和辞典で引いてみると「Ｇａｌａ＝祭り・祝祭」。
つまりは、「もともとの演目を大々好きな人たちが集まって、
それっぽいことをして楽しんじゃおうぜ祭」なんですね。
しかも、通称は「Gala」でも、今回は特に「Galaコンサート」。
もともとの演目のダイジェストをやるだろうなんて認識自体が、
既に間違っていたんだということを、今ごろ知ってしまいました(^^;
最初から理解して、そのつもりで回数と金額を考えれば良かった。
私、「RENT役者がRENTの衣装着て、それっぽい舞台にいるのに、
なんで、RENTでの役柄になってないのよーーっ！」って思ったんですよね。
まぁ、恥ずかしい。

だから、人によって、すごーーく満足度が違う舞台だと思います。
「RENT」に対する思い入れ、キャストに対する思い入れ、
役者の他の仕事に対する興味云々、全てが関わってくる。
日本版RENTには出ていないAnthony Rappが出てきた時点で、
既に つまらなさを感じた人も、当然、いただろうし、
彼の役者以外の仕事・・・オリジナル曲を歌い始められた時点で、
「それはいいから、RENTやろうよ」って思った人もいただろうし、
それもまた、RENTに関わる仲間の仕事として楽しめた人もいるだろうし。
勿論、私みたいに、最初から読み違えている人もいたことですし(苦笑)
でもお祭りコンサートなんだったら、せっかく満員の会場なんだし、
最初っからスタンディングできればノリやすかったのになぁとか、
そんなことも思ってしまいます。


＜index＞
 
１：チラシ＆郵便物から・・・
２：『ＲＥＮＴ Ｇａｌａ』 1/16、18、19

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１：チラシ＆郵便物から・・・
 

○『ピッチフォークディズニー』

      作：フィリップ・リドリー
      演出：白井晃
      出演：萩原聖人、山本耕史、吉田メタル、宝生舞
      日程：2002/5/24(土)〜6/23(日)
      会場：シアタートラム
      発売：2002/4月
      問い合わせ：遊機械オフィス 03（5420）4620

   前回、青年座の石母田さんが出るというので気になったけれど、
   作家で嫌な予感がしてやめたら、案の定、脚本がグロかったらしい。
   でも、山本君が演る「美少年」って、気になるなぁ・・・。

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２：『ＲＥＮＴ Ｇａｌａ』 1/16、18、19

  
※赤坂ＡＣＴシアター
※Ｓ席￥8,700-
※24列12番、３列28番、19列28番
※全１幕90分
※アンソニー・ラップ
※宇都宮隆、山本耕史、Tsukasa、石原慎一、KOHJIRO、
  泉見洋平、小西教之、山崎ちか、SATOMI、杉岡芳樹、
  畠中裕一、Ryo-co、Rikito 
※パンフレット：￥1,500
※演出：吉川徹


＜内容＞

「RENT」の中から何曲かを選び出し、演出家が構成する舞台。
初演・再演 取り混ぜた日本版ＲＥＮＴ出演者にあわせて、
ＮＹ初演マーク役者であるアンソニー・ラップも出演する。
更に、アンソニー・ラップは、彼自身のバンドを率いて、
彼らのオリジナルの曲も演奏します。


＜感想＞

３回観て ようやく、納得して楽しめた舞台です。
初回は、観たかったものと舞台上にあるものが違いすぎて、
その違和感に辛い思いをしているうちに終わってしまって。
私が見たかったのは、RENTダイジェスト版。役柄としての彼ら。
でも、舞台上にいるのは、自分自身のままの彼ら。
興味以外のものに￥8,700-も払って、退屈で悔しくて。

例えばロジャーとミミのデュエットを、宇都宮隆とTSUKASAが歌う。
２人とも、それぞれロジャーとミミの扮装はしているけれど、
ウツとTSUKASAのコンサートが、同じ舞台上で同時に行われている感じ。
互いではなく客席を見て歌っているから、意図的な演出だと思いますが。
更に、上演時間はたった１時間半なのに、RENTの曲だけではなくて、
合間にAnthonyのオリジナル曲が５曲も入る。彼のバックバンド付き。
それは、「RENT」が観たかった私には あまりに大きな違和感でした。
そしてそれを楽しめないうちに、初日は終わってしまったんです。

２回目は、何をやるつもりなのかは開演前から分かっていたし、
私にとってのRENTの幸せ感の一つに、圧倒的な歌声もあるので、
コンサートはコンサートとして、純粋に音楽部分だけを楽しみ、
意識的に、本職の役者さんだけを「RENT」として観るようにしてみました。
久々に生RENTを聴けるのは、演技はなくても、それとして嬉しいですから。
そうしたら、私にとって「RENT」で最も大切なのはマークだったと思い出して。

幸い、山本君は やっぱり、山本君というよりも とてもマークだったので、
徐々に 「RENT」本公演を懐かしく思い出したりしながら観られました。
私にとっての「RENT」は、居場所も理由もつかみきれないでいるマーク。
仲間として友人たちと共に熱くありながら、どうしても傍観者でもある自分。
観ている側と舞台上をつなぐ役柄の感情を思い出したからこそ、
以降は、素直にコンサートと舞台を楽しめたのかもしれません。
RENTそのものでなくても山本モーリーン＆ジョアンヌなどは楽しめたし、
Anthonyのオリジナルも、彼が親しくしている人の曲と思えば、
それなりに興味深く聴いていられたし、山本君に、本当に大感謝！
そして３回目は既に、そのコツを手にしていたので自然に楽しめて。

でもやっぱり私にとっては、金額を言うのは何ですが、
「ま、いっか」と払えるのは￥6,000-×２回位だったかな・・・。
残りの￥2,700×２回＋￥8,700の合計が、私の不満感。
とにかく頭を切り替えたから、１回半は楽しめたけれど、
「RENT」という舞台になら払える金額も、祭には払えないのが私。
結局は「祭なら、祭の金額にしろよー！！」ですかね、全ては。
それなりに楽しんだけれど、それなりの金額にしてほしかった。
実は私 結構、金にうるさかったのかなぁ？(^^;

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