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［★Happy:115] 02/03/27号


激戦チケットをなんとか手に入れて、
観てまいりました。『Thank You Broadway！』。
帰ってきてすぐに 感想を書いてしまえば、
「楽しかったのよぉ！」が先に立ったのでしょうが、
帰宅してみたら、家はピッキングの被害に遭っていて。
警察が入ったり、バタバタと処理をしたりしているうち、
頭で物事書いちゃう私が、出てきてしまいました。
うーん、ちょっと勿体ないような気も。

でもまぁ本当に今後も続けて行きたいと思うなら、
(それも既に、主旨がずれてる気がしちゃうのですが、）
こういうこと言う奴が１人ぐらいいてもいいかなーと思い、
そのまま送ってみます。普通の感想はよそで探してください。
ごめんなさい、どうも小煩い奴のようです。

ちなみに、曲目リストまで載せると重すぎるので、
ＨＰの方にアップしたままになっています。
この文章だけでも分からないことはないように
書いたつもりですので、ご了承くださいませ。
場所はこちら。単純な１曲ずつの感想も、こちらにあります。


＜index＞
 
１：『Thank You Broadway！』3/25 19:00〜


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１：『Thank You Broadway！』3/25 19:00〜

  
※青山劇場
※全席指定￥7,000-
※Ｊ列９番
※１幕約50分（休憩20分）２幕約70分
※伊織直加、市村正親、今陽子、斎藤晴彦、紫月あさと、島田歌穂、
  樹里咲穂、純名りさ、高嶺ふぶき、玉野和紀、夏木マリ、成瀬こうき
  西田ひかる、前田美波里、村井国夫、森奈みはる、山口祐一郎
※ダンサーズ：祝利美杏、斉藤恵理、奥山桃子、藤原理恵、
              生坂昌子、太田彩乃、太田理奈、林なつき
※音楽監督・ピアノ：島健
※構成：山田和也、演出：高平哲郎
※パンフレット￥1,000-


＜感想＞

しかし、レミゼからソロ４曲とは思わなかったな・・・。
多いかもと思っていた部分もあるけれど、ＢＷイベントだから、
歌わないで欲しいかなと言うのも希望だったのですが。
村井さんがイベントで♪Starsを手放すわけないだろうし(苦笑)、
祐一郎さんで四季以外のＢＷって『カンパニー』ぐらいだろうけど、
いくらなんでも♪Being Aliveを青劇で歌いたくないだろうし、
晴彦さんのナンバーなんて、それこそ限られるし仕方ないのかな？
個人的には、四季から歌えるのなら、ＢＢやＡＣＬも欲しかった。
♪Be Our Guestや♪Oneなんて、盛り上がると思うのになー。
それから、この舞台の意図に関係して『Hair』のナンバーとか。
このメンバーで誰々が歌うのかは、結構な問題ですが(笑)

そう。楽しかったけれど、曲目も雰囲気も、
テーマが随分ずれた舞台だったなとは思います。
最初の挨拶も皆、ＢＷが好きだ！という思いを言うだけで、
どうしてこういう事になったのか、それを全然言わない。
玉野さんが、結構マジメにＢＷの友達の話をしはじめたら
その時は司会の市村さんが「暗い話はダメだよ」だったかな？
そんな感じの言い方で、腰を折ってしまったんです。
村井さんも茶々を入れて、玉野さん、話をやめちゃって。
美波里さん辺りも、言いたいことあったんじゃないかなぁ？

「それでも僕らはＢＷが好きだよ！」というエールを贈るのが
目的の舞台なら、これでも十分だとは思うのですが、
救済チャリティーと銘打った以上、言うべきことはあるはず。
なのに、チャリティー開催の理由や目的、お金の使い道などは
ほとんど言わず、ただ、楽しくしましょー！という雰囲気が満載。
宝塚の舞台の宣伝コーナーもあったし、何か変な舞台。
劇場に入ったら、募金ボックス持ってる人たちがいるし、
幕にはＢＷ街並みが映されていて、ここを応援するんだと
すごく気分が盛り上がっていただけに、非常に疑問あり。
事件後半年経った今となっては、必要なのは少額のお金よりも
エールだとは思いますが、でも、主旨は主旨でしょう？

でも、素直に観ていて楽しかったのは、確か。
歌穂さんの『アニ銃』、美波里さんの『キャバレー』、
玉野さん＆マリアートメンバーの『42nd Street』、
珍しくカンペを持った市村さんと西田さんの『王様と私』。
更には、野郎５人組の ♪女ほどすてきなものはない。
これを40〜60歳代の男性５人が歌うってのも、なかなか素敵。
何しろＢＷの楽しい所 てんこ盛り！って感じで、良かった。
村井＆高嶺の『南太平洋』も、あまり観ない雰囲気で得した気分。
島さんの雰囲気ある おしゃれなピアノも、場を盛り上げて。

宝塚さんたちに関しては、歌が不安定なイメージが強いので、
あまりたくさん歌われたら嫌だなぁと思っていたら、
３人連続で一気に済んだし、成瀬さんは割りと好きでした。
伊織さんも、せっかく次の舞台は女役で出るんだから、
女役の声で歌えば、もう少し無理も少なく歌えるだろうに、
やっぱり、宝塚ファンへのアピール度の問題なのでしょうか？
宝塚ファンは多分、量的に文句ありありだろうから、
せめて全員 男役のままで歌っておこうという感じかなぁ？
ちなみに、姿月さんはやっぱり、あまりお上手じゃなかった。
宝塚卒業生でも、純名さんの♪踊り明かそうには、ちょっと感動。

でも、一番 感動したのは、先に、この曲を歌った事への
疑問を書いてしまったから、内緒にしておきたいのですが、
実は、祐一郎さんの ♪彼を帰してだったりします(^^;
スタンドマイクで変な動きを限定した上で、抑えて歌って。
少し腕を広げたりする程度の演技がついて、荘厳さがあった。
内容は少し違えど、私には、鎮魂歌みたいに聴こえました。
今まで聴いた祐一郎さんの中で、一番くらい良かったかも。
ひかるちゃんの♪アルゼンチンよ泣かないでも ちょっと泣けた。
内容自体より、負けない強さや愛みたいなものを強く感じたからかも。
♪エーデルワイスも、こういう主旨の舞台で聴くと反戦イメージが強い。

とにかく、観ている間は素直に楽しみました。
想像していたのは、１幕は命の大切さや戦争反対を訴える曲を並べ、
２幕で、事件の中からも息を吹き返しつつある強さ明るさを讃え、
いわゆるＢＷ的な明るいものを並べる感じの舞台だったんです。
だからどうしても、何でこう お気楽かねえ？という気はしましたが、
♪ショウほど素敵な商売はない と♪ブロードウェイの子守唄で
最後を締められたのは、全く文句のない話ですし。
でもだから、何のために これだけの人が集まったのか、
それがもう少し見える演出だと、更に嬉しかったなと思います。
最後の村井さんの挨拶まで「ＢＷが好きだ！」だけで終わって、
少しだけ、消化不良な気分の私でした。

P.S.すごーーく個人的なのですが、
    随分 前にマリアートフェスティバルの子供たちの中で、
    １人抜きん出て上手な小学生がいました。その子が今回、
    お姉さんともども、42nd Streetで出てたんです！
    太田里奈ちゃん。大きくなってて、ちょっと感動でした。

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